第3話

「さて、現場と思われる山林に来たが、どう攻めるか」

 勇人は頭を悩ませた。

「情報が少なすぎる。山の怪奇で、捜してみるが、山の怪奇は多すぎるからな。地道に出くわすまで登山と山菜採りかな。いや、待てよ。山と言えば、木霊(こだま)が居たな。木霊捜してを捜して話を訊いてみるか」

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