第2話
伸子の母・君子が失踪したのは、1年前。
父・忠男が亡くなってから1ヶ月後のことだった。山菜を採りに行くと言って、朝家を出て行った時から。
「しかしながら、失踪から1年経っているので、必ず見つけ出せるとは、限りません。それと、期間を設けさせていだたきます。依頼は、君子さんだけの失踪だけを取り扱っているだけではないので。この条件を飲めますか?」
「期間は、どれくらいなりますか?」
「最長でも、2週間が限界かと」
伸子は少し考えた。後、「お願いいたします」と答えた。
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