齊国の雄図
それから八年。
七つの国が
この間に、
勢力が強まれば領土が拡大し、領土が拡大するほど、王の支配は届きにくくなる。
直接的な武力行使より、搦手からの諜報戦が大きな意味をもつようになった。
だが、同じ頃、三国の端に位置する
国を滅ぼされた怨みを胸に、食いつめた浪人たちが山賊と化し、通りかかる者達を片っ端から襲って、金を奪い、荷を奪い、女を奪って売り飛ばした。
恐れた人々が避けて寄りつかなくなると、今度は国境を越えて各国へ侵入し、附近の街で暴れ狂った。
民には何の罪もないが、国を滅ぼされた彼らにとって、完全に正当なる復讐なのであった。
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