第48話 決意
その後、徹夜で解析したが結局何も分からなかった。
リアと木原も手伝ってくれたが全然だ。
「はぁ……」
溜息をつきながらそろそろ終わろうかと思った、そこで俺はとあるデータを目に入れた。
/@agpm75gjtppmjgp@durandaru.a/@hosi
デュランダル?
「なぁ、リア?デュランダルってあのローランが持ってた剣のことだよな?」
「はい、確か韓国にも同じ名前を持つプラチナデータがあると聞いてます……」
「韓国か……」
韓国。昔からゲーマーの育成に手を入れていた為、昔はそれ程大きくはなかったが今ではアメリカ、ロシア、韓国と言う3つの巨大国家となっている。
「リア……仮にだが……韓国に勝ったら権利でデュランダルを借りる事は可能か?」
「はい、エリュシオンの条約では賭ける物は同等の対価であるものと判断したのならなんでもありです。それには勿論、プラチナデータも……」
「なるほど……」
俺はそう言うと、部屋を出ていこうとする。
「赤星さんどこ行くの?」
「丁度いい。木原とリアもついてこい!!」
そう言うと、2人の腕を引っ張る。
「えっなになに?」
「赤星は2人ともなんて欲張りですね?」
口々に言うが無視をする。
そして本部長室へ連れていき、ノックする。
「どうぞ」
本部長の声が聞こえたので俺は「失礼します」と言いながら扉を開けた。
「どうしたんだね?赤星くん?」
本部長は不思議そうな顔をしてこちら向く。
「約束を守ってもらいます。木原をランク3にして下さい。そして、俺達。降谷、木原、リア、そして俺でNTGを目指して、韓国と対戦させて下さい!!」
俺は父さんの意志を継いでNTGになる決意をした。
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