第15話 入隊
「あそこが個人戦施設。あそこでランクを上げられるよ。多分、赤星くんなら多分、3日間でランク3になれると思うよ?」
ここは防衛省。
先程、入隊式を終えて出てきたところだ。
「私はどのくらいかかりますかね?」
「うーん。自分も経験長いから分かるけど2年はかかると思うよ」
(逆に2年あればいけると思ってるのか……)
俺がそう思うと、降谷は歩き出した。
「まず、個人戦のルールを教えるね。ルールはエリュシオンの個人戦と一緒。勝つごとに100ポイント貰えて負けると減る。そして4000ポイント手に入るとランク2。そして1万ポイントでランク3になれる」
要するにエリュシオンの個人戦で2位をとるみたいなものだろう。
「ところで……木原ちゃんと赤星くんは個人戦ポイントいくつ?」
「…………3000です」
「うん。頑張ろうね……?」
降谷は汗をかきながら言った。
そして俺の方を見ると。
「赤星くんは?」
「秘密だ」
「言わなくても分かるよ?100万ポイントでしょ?」
「なぜ知ってる?」
「だってランキングでそのまま書いてあるもん」
「そうか……」
「100万……!!凄いですね……」
エリュシオンでは不正を働けないように本名が載る。調べればわかる事だ。
「相当強いね!?君はやっぱりNTGになる為に産まれてきたんだよ!!」
「うっるさい黙れ……」
そうして褒めれる感覚の気味悪さを覚えながら俺達は個人戦施設へ向かった。
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