錬成陣を書いていざやってみたら、天使みたいな小悪魔が召喚されたのですが…錬金術ってこんなんだっけ。

@Hqtsukl

第1話 恋愛錬成

僕が思うに、世の中は等価交換で成り立っていると思う。


……勘違いすんなよ?


どこぞの錬金術士の世界に憧れてそんなこと言ってるんじゃなくて単純にそう思ったんだ。


もちろん人間の数だけイレギュラーはある。だけれど一般人においては、努力の後に成果があるように、はたまたその逆結果に絶望して努力するとか、幸福の後に不幸、不幸の後に幸福があるように。


それなりの何かがあった後に、それなりの何かが起きる。みたいな事を僕は等価交換って呼んでる。

大体の一般人は無意識に等価交換を繰り返してるんだ。生きる代わりに食べて寝るし、お金を稼ぐ代わりに仕事をしてる。


そんなこんなで今、僕はなんの理由も欲望もなしに好奇心のまま錬成陣なるものを書いている。

いやいや、たとえ最近アニメを全話見きったから憧れのままに【僕が考えた!最強最高完璧錬成陣】って、言って妄想のままに書いている訳じゃない。

アニメを見きったあと、その作品についてネットで検索していたら、【恋愛錬成】って言う妙なサジェストを見つけたんだ。

そのサジェストをクリックしてヒットしたサイトには実際に書く錬成陣とその等価交換の対象として必要となる素材についてがが書いてあった。

僕は、好奇心のまま体を動かした。

というか、恋愛錬成という単語そのものの意味がわからない。原作では、心まで錬成していたことなんてなかったと言うのにこっちの世界で心的な何かの錬成は可能なのだろうか。

というか、【恋愛錬成】における恋愛とは何を指すのだろうか。

そもそも、この世界で錬成という行為自体できるのだろうか、できたとしたら大問題だ。ネットに上がってるぐらいだ、どこぞの誰かが試していてニュースになっていてもおかしくない。


分からないこと知りたいことは、山ほどあるが……まずは第一に 、錬成…やってみたい!




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