リアル冒険者の日記

ドラエナ

第1話「冒険者ギルド」

「ここの扉の向こうが、冒険者ギルドか。」


バルトニア王国 冒険者ギルド バルトニア支部の扉の前で立っている男「スド」

成人になり、この世界で人間を襲ってる魔物を倒すことができる加護を5歳の時に神から貰い受け、冒険者になるために来ていた。


「あぁ〜、緊張する。なんだか腹が痛くなってきた気がする」


後ろから大男が話しかけてきた


「おいおい、そこの兄ちゃん何してるんだ?そんなところに居たら俺が通れねぇだろうが。俺のこと知らねぇのか?このギルドの2865番目に強い男ヨワソン様をよぉ」


「す、すみません。今どきます」


僕は扉から離れて緊張を解し、冒険者ギルドに入った。

すると、あの2865番目に強いヨワソンが僕の知り合いに媚びを売っていた。

何やってるんだろうと思いつつも受付の方に行き、冒険者の手続きをした。

そして、ついに冒険者になることが出来た。

まずは、掲示板を見て自分のランクに合う依頼を探すことにした。

そこにまた大男が後ろから話しかけてきた。


「おい、お前何やっている。その依頼よりこっちにしろ。初めてなら薬草採取だろ。お前が生きて帰ってくるのが大切なのに、なぜゴブリン退治からやろうとした。その依頼は俺のような冒険者ヨワソン様に任せるんだな。」


ヨワソンは僕が取った依頼書と掲示板に貼ってある依頼書を交換した。

意外と良い奴だった。

受付に行き薬草採取の依頼を提出した。

父が装備と武器、ポーションなどを持たせてくれたので買い物せずに外に出ることが出来た。

門番に一礼し、国の外に出ると本や冒険者の話で聞いていた通り自由が広がっていた。

草むらと草むらの間に石畳の道が遥か遠い所まで続いている。


「ん〜。いい天気だなぁ。初依頼の薬草採取は近いところにあるって言ってたし、ゆっくり歩いていこうかな」


僕は伸びをしながら薬草採取の場所まで歩いていった。

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