第2話 空の上の偉い人(2)

はぁい👋また会ったわね😘

みんな大好き(♥ω♥*)キュンキュン♡*゜

✨才色兼備(←コレドウイウイミ?)✨の女神メグよ🧚‍♀️

❥︎:❥︎🔫(バキュンバキュン)


おいブスって言ったやつ出て来いやゴラァ


まぁ無駄話はいいや。私は今どこにいて何をしてるのかっていうとね、話せば長くなるけどなんと!人間界に来ていまーす!!


おふざけはここまでにしてそろそろ真面目に話しますね。コホン、前回言った通り人間を1人選ばなきゃいけないんだけど、適当って訳にもいかないんだよね。なんせこの世界を守るためにいろんな妖怪と戦わなくちゃいけないだもん。


けど決めるのは私じゃないんだよね。まぁ私も判断はするけど、えっと、この世界には『神器じんぎ』っていう昔の神が作った"人間が妖怪に対抗出来る道具"ってのがあるのよ。その1つが今私が手に持ってるこの木刀。名前は『夜刀森やとうもり』カッコいいでしょ?名前だけは。なんで木刀なのかしらねぇ…


「いやお前そんなの持ってたんかい分かるか阿呆」っていう声が結構聞こえてくるのはさておき、神器ってのは自分を使いこなせる相手をみずから選ぶ能力があるのよ。だからこの夜刀森に誰がいいかを選んでもらっている最中なんだけど…


あ、言い忘れてたけど私いま飛んでるからね。人間の肉眼では見えないほどめちゃ速いスピードで。


北海道の先っぽ辺りからスタートして、沖縄の端っこまで飛ぶつもりなんだけど、それまでに夜刀森が全然反応しなかったら日本は諦めるしかないんだよね…はぁ〜私英語とか話せないんだよな………


てか私今どこら辺飛んでる?関東?関西?わかんなくなったじゃない!あんたのせいよ!スマホばかり見てるあんたに長話してたせいd


「うわっ!!!危なッ!!!!」


思わず声が出ちゃった。いやー危なかった。何が起こったかというと飛行機に当たりそうだった。良かったギリギリかわせて。当たったら大事故じゃ済まないからね…

あ、私は無傷で済むと思うけど。


もう少し低く飛ぼうかな──────────

───────────────────って…アレ?


サッキマデニギリシメテタボクトウハ?



「落としたぁあああぁぁあぁあああぁ!!!!!!!!!」





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