世界を我が手に
「それじゃあ基本的なルールの説明しながら対戦しようか」
白檀が机に1つのデッキを置きながら説明し始める。
「まず
こんな感じで公式設定を説明しかけた白檀さんを止めて簡潔に紹介していく。
『ワールド』に召喚してプレイヤーの代わりに戦う存在。『眷属』がいなくなった時点で敗北。
『眷属』の『魔力』を消費して使用可能。
『一門』や『図書館』に置かれた『眷属』に対して発動。相手のターンでも作用可能。
ワールド
『眷属』を召喚する場。
召喚前の『眷属』専用のデッキ。10枚まで入れられる。
『魔法』と『魂』を入れておくデッキ。30枚から60枚まで入れられる。
「ここまでが必要になる名称だね。わからない部分はあるかい?」
「まだ大丈夫です。」
「設定を知らないと面白くないだろ」と、不満を漏らしている白檀をほかの常連客が慰められているのを横目に見ながら少年にルールを説明していく。
「では、次にターンの流れから説明していくね」
「はい」
「まず対戦が始まる前に眷属を1枚召喚しておく。」
ワールドに『聖女レイセ・ファンカレ』を出しながら次の説明に移っていく。
「ターンの流れとしては、『
「はい、わかりました」
「それでは次に『メイン』に入っていくよ。ここでは魔力を消費し手札の『魔法』を使用したり、『一門』や『図書館』にある『眷属』に対して『魂』を使用することにより『ワールド』に召喚したり、相手の『眷属』に攻撃行い、相手の眷属を『
説明しながら白檀が出してきたカードと自分のカードを並べて、対戦準備を整える。
「ねえねえ、なんで斬汽君は自分のデッキをセッティングしてるのかな?」
「はははは、それはね白檀君少年の対戦相手になるために決まってるではないですか」
「はははは、遅れてきた分際で説明役も取り上げてなおかつ、対戦相手も取り上げるとはいい度胸ですね」
「それは早い者勝ちというやつですよ。これが終わったら変わりますので待っててくださいな」
「しょうがないですね、このGTWのレフリー資格を持っている私、白檀がレフリーをしてあげようじゃないですか」
そんな茶番をしながらもセッティングをすませ、白檀の合図を待ちます。
「いつもなら先行、後攻を決める『コイントス』をするとこですが、少年に動きを見せるために斬汽さんが先行にします。ちゃっちゃと負けやがれ」
悪態つく白檀に苦笑いを返しながら少年にとっては初の対戦を行う。
「GTWの開始時は『世界を我が手に』と言って始めます。これは場がワールドと「話長くなりそうだから始めようか少年」
「はい、わかりました」
『世界を我が手に』
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