昇華せよ

毎年蝉が羽化するブロック塀、アスファルトに衝突し抜け殻が砕け散っていたことなど忘れて過ごした暖冬、積雪を知らない昆虫に憐れみの目を向ける、軽薄な自分を恥もせず煩いと思いながら昼寝をした夜、朝顔が咲くことを受け入れられなかった。

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