ぽーちどえっぐ!にはいめ

ノア

第1話 結成!ケーキ屋シャルドーネ!

_____2022年のメイプルワールド。

 そう、あの2014から早いもので一年だ。


 「僕がこのギルドのマスター、フランギオール・マクスウェルです。よろしくお願いします。」


 「ん……副リーダー……の……ドッペルラジオ≠AM1437……眠……。」


 「ふぅん、ここが今日からお世話になるギルドなわけ。」

 「あ、ボクはラムネラジオ。よろしくなわけ。」


 あの時の英雄、ラムネラジオは新たな居場所を見つけ、和気あいあいとしていた。


_____


 ラムネラジオ、ネム、あんみた、そして新メンツのフランギオールとドッペルラジオが集まった、その時。


 「ちょっと待って、ボクのスマホ鳴ってる!」


 『トゥルルルルル……』


 『あ、ラムネラジオちゃん?』


 『そうだけど……って、!もう集会始まってるから急いで!ハリーハリー!!!』


 『えっ、本当!?ごめん、今すぐ行く!』


 『プツッ。』


 電話に応じたのは、ラムネラジオが最近旅先で知り合った少女、キャラメルラジオ。

 彼女もこの新たなギルドに入る……が、盛大に遅刻をしていたようだ。


 ギルドのマスターとなる少年、フランギオールは溜息をつきながらこう呟く。


 「この先輩にしてこの後輩ありっていうか……」

 「まぁ、連絡入れてくれて良かったです。」


 「うぐぐ、このギルマスちっこい癖に生意気なわけ……」


 ラムネラジオは小さな声でそう文句を言った。

 しかしこの少年、実はにしてである。

 早い話、ショタジジイってやつだ。


 ……まぁ、この龍の子厳密にはなんだけど。


_____


 「遅れました〜ごめんなさい!」


 「ふぁ……ラムネが居なかったら置いてってたよ……。」


 茶髪の少女、キャラメルラジオは明るい振る舞いでシャルドーネのみんなに挨拶をする。


 「あ、私キャラメルラジオって言います!よろしくね!」


 キャラメルラジオの挨拶に一同は表情を緩ませ、フランギオールら改めて挨拶をする。


 「それでは、この新たな一歩に向けて……」

 「ギルド、に龍の加護があらんことを!」


 そう言い、一同はジュースを乾杯する。

 その姿は、まるで本物のお酒を嗜む冒険者たちだ。


_____


 英雄の末裔、ネムはドッペルラジオと一緒に炭酸を嗜みながら談笑をする。



 「そういえばさ、ソーセージぐんだん?って結局何だったんだ?」


 「ふぁ……それを言うならだよ……すやすや……。」


 創世軍団……あんみたの住む村を焼いたり、様々な悪事を働いたが英雄たちによって封印された悪の軍団である。


_____


 「ころねさんも羽が生えてるんですね〜。」


 「まぁ、自分の場合カラスッスね。あんみたセンパイは悪魔でしたっけ?昼行性の。」


 あんみたとシャルドーネの新メンバーにして英雄の一人、黒死こくしころねは呑気にお話をしていた。


_____今夜は新しい事にたくさん挑戦したいな!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る