心的外傷 〜トラウマ〜

主水大也

第0話 ある影の話




 人というものは、忘れられた時に死ぬらしい。この格言をどこで見たのかは忘れてしまったけれど、欧米ではそれこそ昔から、ことわざのように普通に言われているそうだ。この言葉を最初に言った人は、きっとやさしくて、聡明で、幸せな人だったに違いない。俺は忘れないでいてやる、みんなで志をつないでいけば、人は永遠だ。そういう風な、他人を包み込む愛らしい思いが、言葉の後ろに隠れて、ちらちらとこっちを見ている。私は、そんな温もりは持てない。だって、自分が忘れられないように、必死だから。

 私は今の母と血がつながっていない。父がお母さんが亡くなってすぐに再婚したからだ。父の目は、氷の彫刻のようで直視できなかった。生んでくれたお母さんは、私が7歳のころにあっけなく病死してしまった。残暑が残る蒸し暑い日に、私の手を握って。私は、お母さんが大好きだった。どれだけへんてこな絵を描いても、頭のてっぺんが熱くなるまで撫でてくれたし。悪いことをしたら、身体の芯がぴんと凍りそうなほどに叱ってくれた。どうしようもなく、私のことを見てくれていた、認めてくれていたから、大好きだった。

 今の母は嫌いだ。父も同様に。私がどれだけ話しかけても、言の葉がすり抜けて出て行ってしまうような、何もない地平線へ必死に叫んでいるような感覚。好きの対義語は無関心なんだと、過剰に思い知らされる。食卓に流れる無機質なクラシックと、アロマキャンドルのきつい香りが、その無関心な反応を際立たせていた。

「ごちそう……さま」

 私はそう静かに呟き、まだスープがたくさん残っている洋皿にスプーンを置いた。擦れる音があたりに響く。それはその場に流れているクラシックよりも一等大きく聞こえた。

「そう、おやすみなさい」

 母は私を一瞥してそう一言、口をあまり開けず淑やかな口調で言った。社長令嬢である彼女らしい喋り方だ。その後、彼女は黙々と大量のソースに浸されたビーフステーキを食べた。父は、何も言わない。こちらを一瞥すらせず、口に残った噛み切れない肉を、ワインで流し込んでいた。義理であれ社長の息子となった父は、身に着ける者が少し豪華になった。金色の時計が、シャンデリアの光に当たっていやらしく輝いた。まだ、たくさん残っているけれど、お風呂もまだ、そんな言葉が喉まで出ていたけど、地平線への独りよがりに疲れた私は、何も言わず、妙な装飾が施されたドアノブをひねり、部屋を出ていった。扉を閉める直前、母をちらりと見た。彼女はやはりこちらに一度も目を向けず、テーブルナプキンで淡々と口元を拭っていた。

 また私は、誰の視線も感じることが出来なかった。

 私は入浴するため、脱衣所に向かい、衣服を脱いだ。その時、鏡にふと映った自分の姿が目に入る。頬がこけていて、少しあばらが浮き出ていた。胸も少し小さくなったように思う。このような家庭になった以来、食事が進まないからだろう。鏡についた水垢が、余計に貧相を演出していた。私はそんな雲外鏡から目をそらし、浴室に入ってシャワーを浴びた。頭に流水をかけながら私は何度もつぶやく。

「私は顕影明里ありかげあかり……、中学三年生……、好きなものはかぼちゃの煮物、嫌いなものは今の親……、誕生日は12月21日……、私は顕影明里……」

 こういう風に自分で自分の再確認をしないと、明日には、いなくなってしまっていそうだった。世界の内側に溶けて、消えて、黒い影になって、誰でもなくなってしまうような気がした。

 私の小さなつぶやきが、いやに広い浴室の壁に当たり、弱弱しく跳ね返って消えた。その反射した声があまりにも寂しく聞こえ、私は泣き出したい衝動にかられた。でも、両親に鳴き声を聞かれるのが何だか癪で、目を瞑って、唇をかんでグッと耐えた。内側の青い激情が、瞼の裏に映っていた。それはいかにも尖っていて、内側を何度も傷つけた水晶のように、濁ったような光を放っていた。私はそれが空気を含んで、柔らかくなるまで、しばらく閉じたままで過ごした。

「いったぃ!」

 頭に衝撃が走って、私は目を開けた。どうやら寝てしまっていたようで、石鹸入れに頭をぶつけてしまった。外はすでに明るい。

「やばっ、もう……誰か気付いて起こしてよ……」

 私はそう悪態をつき、急いで浴槽から出た。既に身体には水気はなく、冷えていた。私は空いた窓から吹き付ける風に当てられて二、三度クシャミをした。

 自分の部屋に入り、少しダボついた制服を着る。大きなリボンや金の装飾がついている制服が、かわいいともてはやされている学校だったが、私にはその良さがいまいちわからなかった。

 長いリボンをゆらゆらと揺らしながら玄関へ向かう。私はその道中にある、リビングの扉の前で止まった。いくら無関心な両親であろうとも、いってきますの一言くらいは言っておかなければと思ったから。私はそっと扉を開けながら中の様子をうかがった。

 リビングでは、父と母がキスをしていた。私は慌てて身体を引っ込め、眼だけを隙間から出して中を確認した。母の顔は見えなかったが、父の目は扉の隙間からでもしっかりと見えた。熱のこもった人間らしい目。お母さんと一緒にいたころには、出したこともないような表情。お母さんの葬式ですら、そのような目は見せなかった。

 その時、私は悟ったような気がした。二人の世界には、二人しかいないのだと。私がいない世界で、メヌエットを踊り、マゼンタとイエローが混ざり合って赤になるように、燃え盛っているのだと。私がその世界に入れば、二人は黒になる。だから私は二人の世界から排斥された。私は、こみ上がってくる吐き気を抑えるため、唇をなめた。

 唇からは鉄の味がした。

 家で居場所がない私でも、学校には居場所があるのか、その答えは否。

 私は教室の扉をそっと開ける。クラスメイトの女生徒たちが談笑している。私がこの空間に入ってきたことを認識している人は、誰一人としていないだろう。水仙の花畑の中に一本黄色いバラが生えているような、そのような根本的な馴染めなさが、この空間には漂っていた。この例えはあながち間違っていないように思う。この女子校は日本でも有名な中高一貫のお嬢様学校で、父と母に無理やり入れられた。自分たちの世界には私はいないくせに、私のことを社長の孫娘たらしめようとしたのだろう。そのような他人を飾りとしか思っていない思考回路が、この学校のクラスメイトにもチラついて、結局今になるまで友人などはできなかった。今ではそれぞれコミュニティが出来ていて、私が誰に話しかけても、すり抜けるように皆の耳には入らない。中にはわざとらしく無視する者までいる。最後に友人ができたのは小学生のころだったか。

 学校では流れるように時間が過ぎていく。授業中も、先生が一方的にしゃべるだけの授業がほとんどであるから、ボーっとしているだけで時間が過ぎていってしまうし、昼食の時間も、食堂には気取った洋食しかないので、何も食べないで本を読むことしかしていないからだ。使い古しているブックカバーは、所々剥げていて、よれていた。

 ブックカバーのよれた部分を擦ってふと窓を見ると、太陽がすでに赤く染まっていた。教室には誰もいない。私以外には。

「もう、帰りのホームルーム終わってたんだ」

 久しぶりに声を出した私の声帯は、苦しそうに震えた。あまりにあっけなく終わる一日に、私は白昼夢のあの薄情さを重ねた。机の上においてあるプリントの束を乱暴にかばんへと入れる。机には、掴み切れなかった一枚のプリントが横たわるのみだった。私はそのプリントへ目を移す。

「4日後に授業参観……、どうせ誰も来ないからな……」

 私はそういって、そのプリントも同じ調子でカバンへと詰め込んだ。

 教室から出ていくとき、私は忘れ物がないか確認するため、振り返った。カーテンが、風を受けてふっくら揺れていた。清廉と並べられた机にはまだ、クラスメイトの名残が残っているようで、とても賑やかに感じた。私の机は、その限りではないけれど。

 私は足早に学校から去った。

 通学路の河川敷を歩いていると、不意に異様な寒気がし、私は大きなくしゃみをした。肌も何だか敏感になって、衣服が擦れるのが痛く感じる。

「ズズッ、絶対に風邪ひいた。最悪……」

 私は足早にその場所から去った。

 私は体を温めるものを買おうと、スーパーに立ち寄った。お母さんとよく来ていたスーパーだ。彼女が亡くなってから、もうずいぶん来ていないけれど。私はパックのおかゆを買おうとさまよっていたが、自分が無意識に駄菓子コーナーへと向かっていることに気づいた。お母さんに菓子をねだっていたあの頃の私が、まだこの身の中に残っているのを、この行動が示していた。

 懐かしい風景だった。他のものよりも一回り小さく設計していある棚も、奥にある食玩コーナーも、近くにある鮮魚コーナーから漂う冷気も、何もかも同じだった。私は腕をさすりながら、鼻水をすすった。私はしゃがみこんで、小さい袋に梱包された梅のせんべいを手に取った。

「おいしかったんだよな、これ」

 そう呟いて私は、回し見てみたり、中の菓子が割れない程度に、優しく指で押したりした。そうして浮かんできたお母さんと過ごした記憶は、モネの絵画のように、べったりと彩られている。指先にでも触れてしまえば、消えてしまうような、そんな儚さを帯びていた。それは、自分は正に過去の遺物であると、記憶自身が言い張っているようで、もの悲しかった。

「明里ちゃん?」

 不意に名前を呼ばれ、私の心臓は鞠のように飛び跳ねた。名前を呼ばれるとはいつぶりだろう。2,3年ほどは呼ばれていない。

「明里ちゃん、よね?」

 優しい声だ。そしてどこかで聞いたことがある。私はしゃがみこんだままゆっくりと声のする方へ振り返った。

 そこには、白髪を綺麗に団子結びにした老婦が立っていた。カーディガンを羽織っていて、黒いタイトスカートをはいている。

「おばあちゃん!」

 その人は、私のおばあちゃんだった。お母さん方の祖母で、月に一回遊びに行くほど仲が良かった。お母さんが亡くなって、父が今の母と再婚してから疎遠になっていたが。私はなんだか嬉しくて、大きな声をあげてしまった。

「久しぶりね、元気にしてた?」

「うん……」

 私は小さく返事をして立ち上がろうとした。その時、おばあちゃんが私の頭を優しく掴んで、驚いたような素振りを見せた。

「あら!頭、ケガしてるわよ。血がにじんで……、何があったの?」

 心配そうにおばあちゃんが、私を見つめていった。

 今朝石鹸入れに頭をぶつけたときにできた傷だろう。誰にも、私さえも気づかなかった傷を労わってくれたことで、彼女に心配をかけたくないという気持ちが、私の中に生まれた。ボーっとしていて電柱にぶつかってしまったと言おう。そうしよう。

「あ……」

 私は声を出そうとしたのだけれど、そのの喉から生まれて出てきたのは、幼稚な嗚咽だった。そのすぐ、涙があふれて止まらなかった。

 頭が、ズキズキと痛んだ。

 私は、泣きながら、おばあちゃんに連れられて、彼女の家に行った。そして少し落ち着いた後、おばあちゃんにすべてを話した。学校に友達がいないこと、誰にも見られないこと、家にいることが苦痛なこと、そのせいで、生きている実感が薄いこと。おばあちゃんは、話に割って入ることもせず、ただ静かに頷いて聞いてくれた。でも、それは今の親とは全く違って、「人」と話している感覚がしっかりとあった。

「ごめんね」

 私が話し終わった後、おばあちゃんが静かに言った。10畳ほどの畳の部屋に、軋んだ音が響いた。

「なんでおばあちゃんが謝るの」

 私は三角座りをしながら、詰まった声で言った。

「私があの時止めてあげればよかった。でも、あの時は、新しいお母さんでも、やっぱり母親と一緒の方が明里ちゃんが幸せだと思ってねぇ……」

「……」

 私は鼻をすすって黙りこくった。

「明里ちゃん」

「……なに」

「家に帰りたくない?」

「……うん」

 私がそういうと、おばあちゃんが、私の手を握った。どんなものよりも、温かく感じた。

「それじゃあ、おばあちゃんとしばらく一緒にいる?」

「いいの?」

 おばあちゃんが私の頬を撫でた。かさかさしていて、少し痛かった。

「いいわよ。私も娘に先立たれたから、寂しかった。孫娘のあなたが一緒にいてくれれば、寿命が延びちゃうくらいうれしいわ」

 そういわれたとき、いろいろな思いが混じりあって黒くなってしまった私の心が、きれいさっぱり透明になったような気がした。白い鳥の羽が、私の心の中で散らばって、静かにカーペットを作った。

「そうと決まれば、ご飯作るわね、何が食べたい?」

 おばあちゃんは立ち上がって、木製のタンスにかけてあったエプロンを腰に巻き付けた。

「白米と、お味噌汁と、あとかぼちゃの煮物!」

 私は、あの家族になって以来一度も口にできなかった大好きなものを挙げた。

「昔から好きね、かぼちゃの煮物」

 おばあちゃんは、そう静かに笑って台所へと消えていった。

 おばあちゃんと済むようになってから数日間、私は生活を苦しいと思わなくなった。きっと、どこもかしこも針の筵だった私のコミュニティの中に、やっとちゃんとした「居場所」が生まれたからだろうと思う。その居場所はとてもやわらかで、温かくて、苦しくなるほど愛おしかった。

 親からの連絡は、全く来ていない。恐らく気づいてはいるのかもしれないが、強固な二人の世界から雑音のようなものが消え去って、わざわざ探す気になっていないのかもしれない。

 学校であっても、普段の環境は変わっていないにもかかわらず、とても居心地が良いように感じた。全く、精神の充足があるだけで、人間の中にこんな安寧を生まれ出てくるとは、心っていうものはゲンキンなんだな。そう考えながら、私はお弁当の蓋を開けた。たくさんの白米の真ん中に、自信ありげな梅干しが一つある。おかずは、れんこんと、シイタケと、あふれそうになるまで詰め込まれたかぼちゃの煮物である。

 私はかぼちゃを一口入れた。口の中でほろほろと崩れる。味はスイートポテトのように、甘い。学校の食堂にある絢爛な料理と比べると、質素で、他の生徒からしたら一切価値のないものだろうが、私にとってはこれはかけがえのない栄養だった。

 昼食後の授業も、いつもより真剣に受けれたような気がし、一日が著しく長くなった。帰りのホームルームとなったとき、先生が明日は授業参観であると念を押して言っていた。その時、数日前にカバンへと乱暴に入れたあのプリントを思い出した。私はそれをカバンにまだあるか急いで探した。くしゃくしゃになり、所々破れてしまっていたが、見つけることが出来た。

 今なら来てくれる人がいる。見てくれる人が、認めてくれる人がいる。そう思って私は紙を握りしめて家へと走った。いつもは疎ましい河川敷の風が、私の背中を押してくれているような気がした。何度か靴が脱げ、そのたびに履きなおした。朝に少し降った雨で濡れたコンクリートが、私の靴下を湿らせた。

 家についてすぐ、玄関のカギを慌ただしく開け、靴を脱ぎ棄てて座敷へと上がった。

「おばあちゃん!あの……、あれ?」

 しかし、いつもラジオを聞きながら迎えてくれるおばあちゃんの姿は、どこにもなかった。

「おばあちゃーん?」

 私は少し部屋を見回して声を上げた。しかし、あの皴の入ったような陽気な声は聞こえてこない。

 ふと、台所の明かりがついているのが見えた。

 見てはいけないような気がした。虫の知らせというものなのか、警鐘が、鼓膜を強く震わせているような感覚を覚えた。台所のノブに手をかけて、実家にいたとき、リビングを除くときと同じような恐怖を持って、扉を開けた。

 中には、倒れたおばあちゃんがいた。髪が激しく乱れていて、口元には嘔吐したのか、乾いた吐瀉物があった。やかんは火をかけられたままで、底が黒くなっている。机の上にあるコップは横になっていて、緑茶が床にこぼれていた。

 私はしばらく息を忘れて立ち止まってしまった。そのあと、聞こえるかもわからないほどの小さな声で、救急隊を呼び、倒れたおばあちゃんの横で項垂れて、声も出さずに泣いた。

 プリントは、私の冷や汗と涙で濡れて、文字がにじみ、真っ二つに破れた。

 おばあちゃんが救急搬送された後、私は医者から説明を受けた。脳溢血を起こし、死亡はしていないが、強い記憶障害があると。

 この時、私は強く絶望した。生きているという情報が何も救いにならなかった。おばあちゃんに、忘れられているかもしれない。

 私はたくさんの人が行き交いするスクランブル交差点の真ん中を歩きながら、自分自身を洗脳するように独り言を言い続けていた。

「私は孫、きっとまだ覚えてくれている。きっと……、じゃないと」

 じゃないと、誰が私を生かしてくれるというのか。

 携帯が、喧しい着信音をならし、そのからだを震わせた。件名を見ると、おばあちゃんが入院している病院だった。携帯に耳を当てると、若い女性が透き通った声で言った。

「おばあさまが、目を覚まされましたよ」

 私は一,二言返して、通話を切った。私は心の中にまばらにある希望をかき集めて、粘土のように捏ねて固めて、病院へと向かった。道中、吐き気が止まらなくて、路地裏で少し吐いたりもした。もしかしてという夢も、どうせという現も、すべてを併せて吐き出したようで、とても嫌な心地だった。

 病院につくと、看護師さんが部屋に案内してくれた。私はよろけたりもしてしまったが、看護師が男性の方だったので、逞しく支えてもらったりなどした。消毒液のにおいが、私の心を強く締め付けた。彼は私を病室の前まで案内した後、放送で呼ばれたのか、走ってどこかへ行ってしまった。303と書かれた清潔な色をしている扉を開ける。その中には、点滴やその他の管につながれ、一等老けたようなおばあちゃんがいた。

 私は身体じゅうが震えているのを感じた。手先は冷え、嗚咽が止まらない。私はこみ上げるものを飲み込みながら、引きつった顔で挨拶をした。

「おばあ……ちゃん」

 彼女は静かにこちらを向き、眼を泳がせた。そして、如何にも他人行儀な笑顔をして、舌足らずに言った。

「こんにちは、看護婦……さん?」



この日からだ、私が本当の影になって、終わらないかくれんぼHide and seekを始めたのは。

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