第5話 すりすり
「・・・・!!」
この足音は・・・! はーちゃんだ!!
玄関まで行ってほんとにはーちゃんかどうか確かめないと・・・!
ガチャ
「ただいま。 ”ここ”。帰ったよ。」
はーちゃんだ!!!
『なあああああん! おかえりにゃ! おそかったにゃ!
お腹すいたにゃ!! はやく遊ぶn・・・ は!!』
いかんいかん。ぼくとしたことが。
ついついはしゃいでしまったな。
さて、また毛づくろいへとしゃれこもうとするかな。
「おーい。”ここ”。 おいでー。」
まったく。 ぼくはいま毛づくろいにいそがしいのだ。
はーちゃんにかまってる暇はないよ。
ペロペロ・・・ペロペロ・・・
あれ? まさかはーちゃんお風呂にいったな!
「あら、今日も待ってたの?」
はーちゃんは不思議だ。毎日お風呂に入る。
においが消えちゃうからぼくはお風呂が嫌いなのに。
だからぼくははーちゃんがお風呂に入った後には、
かかさずすりすりするのだ。
ぼくがすりすりすると、はーちゃんもぼくをすりすりしてくれる。
だからほんとは、ぼくははーちゃんがおふろに入った後が大好きなのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます