会社の先輩が最高なハラスメントをしてくる
九条 けい
第1話 プロローグ
「ふぅ疲れた〜」
暗い部屋の電気をつけてカバンをテーブルに置く。ネクタイも外して放り投げる。
社会人2年目ともなれば少しずつこの生活にも慣れてくる。そしてこの世界に救いがないということも嫌でも知ってしまう。
別の会社に就職した大学の同期と飲みに最近行ったのだが、ハラスメントの嵐だそうだ。近年ハラスメントについては規制されたり改革がなされたりで表だっては少なくなってきた。
しかし、それは上っ面だけ。飲みに行った時、同期の愚痴は止まるところを知らなかった。相当ストレスがかかっているのだろう。
他人事のように言っているが、うちの会社でもハラスメントが行われている。うちは上場している大企業というわけではない普通の会社だ。
インターンでお世話になったときにとても温かい職場だと思ってエントリーし、見事内定をとった。一ヶ月くらいは順風満帆って感じだったのだが、一人の先輩に目をつけられたのが運の尽き。
この一年ずっと一緒にいる羽目になってしまったのだ。その先輩の名前は小泉百華さん。一つ上でバリバリ仕事の出来る女性。男性陣から羨望の目線を向けられることもある。
引き締まった身体と出るところは出る体型は男女問わず注目の的。
「おぉ。ここが大原くんのお部屋か〜。思ったより片付いているんだね」
そんな会社の宝の小泉さんは今、家にいた。
読んでいただきありがとうございます。不定期で自分の書きたいところを好きなように書きたいと思って投稿させていただきました。よろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます