あとがきへの応援コメント
親や周りの環境さえ良ければ犯罪に手を染めないなんてことはないかもしれませんが、幼いころからの経験がその人を形作っていることを思うと、影響は計り知れないでしょうね。
それでも、例え過去は変えられなくても、今の自分とこれから先歩む未来なら変えられる。ただしそれも、生きていればですけど。
今となっては取り返しのつかないことになってしまった。だけどせめて、彼が最後どんな思いでここに来て、何を語ったか、しっかり覚えてあげてください。
作者からの返信
無月兄様
コメントありがとうございます!
>例え過去は変えられなくても、今の自分とこれから先歩む未来なら変えられる。
そうですよね「過去は変えられない、唯一変えられる過去は未来だけ」と思っていますが、このような形になるとその過去も無視できない大きな重しとなって乗っかってしまうのかもしれませんね。
このような状況で私たちは何を考え、どうすべきか。考える日々が続きそうです。
いつも励みになります、お読みいただきありがとうございました!
あとがきへの応援コメント
親から酷い扱いを受けて、罪を犯した男。
少年院を出た後も人を手にかけてしまうという、とんでもない事をしでかしてしまいました。
それでもようやく、ようやく風向きが変わるかと思った矢先、こんなことになるだなんて。
彼は殺人犯。怨まれ、憎まれても仕方がありません。
だけどせめて先生だけは、彼がただの凶悪犯ではなく自分の進む道を探していた迷子だったと言うことを、覚えていてほしいです。
作者からの返信
無月弟様
いつもコメントありがとうございます!
そうですね……自分で書いていても最後がどうなるかわかりませんでしたが、どうやら自分の中の結末はこうなってしまいました。
>彼がただの凶悪犯ではなく自分の進む道を探していた迷子だったと言うことを、覚えていてほしいです。
無月弟様の優しいお言葉に胸がじんとしました。
ありがとうございました!
あとがきへの応援コメント
粘土を練り込んだナイフ、人間なんてみんなこんなものなんだ、という部分が非常に刺さりました。
普段何気なく接している人や周りにいる人たちも、多かれ少なかれ皆傷を持っている。
私もそうです。時々禍々しい光を放つ刃が自分から見え隠れしていることに戦慄することもあります。
小説の彼は悲しい結末を迎えてしまいましたが、彼を通した先生の言葉は私に確かに刺さりました。粘土を練り込んで、生きていきます。
作者からの返信
天上 杏様
嬉しいお言葉ありがとうございます。
実はこの言葉はいつか自分が伝えたい言葉でした。自分のことをよく知っているが故に、自分の脆さもよく分かっています。心屋仁之助さんの本を読んで、今私たちが抱えている恨みや怒りは、はるか昔自分がされた事に対しての感情が形を変えて現れているだけだ、と知りました。
幼い頃、抵抗も選択も出来ない時期にされたことが、二度と変えられないその人の根本的な性格として固めてしまうなんで残酷ですよね。
でも幸い私たちはそれを隠す技術である心理学やカウンセリングを持っています。もし心の奥が例え醜くても、それを変えられなくても、周りから見てわからなくすることはできる、それでいいし、我々はその奥底をお互い覗くべきではないのだと思います。
……すみません、ちょっと長くなりそうなので、終わりにします。自分の伝えたいことが伝わり、とても嬉しく思いました。ありがとうございました!