おねーちゃんたすけて
わりと重めです。でも吐き出さないと潰れかねないので、吐きます。
たまに、ものすっごい泣きたくなるときがあります。それは例えば、今の自分に対する不満だったり、長男としての家のことだったり、自分の将来のことだったり……まぁ1日2日ではどうにもならないことです。
私は昔から、外圧に苦しんだ日々を過ごしてきたと思っています。例えばそれは親からの期待だったり、進学校の苛烈な環境だったり、孤軍奮闘な大学生活だったり、就職先からの罵詈雑言だったり……今は家の問題が重くのし掛かっています。
大学に入ったあたりで、自分の精神状態が「ジャングル戦に駆り出された兵士」だと気付きました。自分のキャパシティギリギリ、もしくはそれ以上のタスクをこなしながら、一日の最後は「今日も生き残ることが出来た」と安堵して、泥のように眠るのです。時には不安だらけで眠れず、ベッドの中でYoutubeのうるさい動画を聞きながら精神を騙し騙ししながら、知らぬ間に寝入ることを願っていました。
他人からの要求に応えることに慣れすぎて、自ら他人のために自己を削ることに慣れすぎてしまったのです。その結果、自分は「ただの良い奴」になって、厳しい状況では真っ先に切り捨てられる存在になったのでしょう……
「おとーとくん、ハッピーターンあげる」
「ん、ありがと……」モシャモシャ
自分の住んでいるところは田舎も田舎、誰かが遊びに来てくれることなんてありません。一緒に酒を飲んでくれる人もいませんし、そんな場所もありません。
だけど……インターネットのお陰で、自分にも仲間のようなものができました。僕が作品を上げると毎回読んでくれる人がいます。星4桁とか5桁の作品を書けたことはありませんが、自分の作品が好きな人がいる、というのは、作家としては幸せなことだと思うのです。
気軽に会える友人も、一緒の道を歩んでくれる恋人も、僕にはいません。そしてきっと、今の家族もそう遠くないうちに離れていくのだと思います。僕はこれまでの人生で「これだけは失いたくない」と思った物を全て失ってきました。
でも、作家としての僕を待っている人がいると思うだけで、それは前に進む理由になります。作品を読んだ人が感想をくれる、そういう明日に生きられるのです。
いつもありがとうございます。
おれはすべての存在を幸せにするためにここまで来ました。
――対戦、よろしくお願いします。
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「いぇーい、大成功!」
「ん……?」
「んふふ、なんでもなーいだよ……」ヨシヨシ
「わあああああああ」
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