第14話 8月14日

 デーモンズドラッグを狩る信一、氷の細剣、雷の細剣は有名、また信一固有の為に世界的に知られた。

 このアパートに帰った後、部屋に睨みあう火之神と司、このアーカードが困った顔、凱が途方にくれた顔、この他にシスター、男使い女子高生が迷う顔、一軸がサキュバス、クレオパトラ、イシュタル、リャナンシーと共に見守る。

 信一

 「なあ、俺のアパートになんでいんだよ、リャナンシー、勝手にあげんなよ」

 リャナンシー

 「雨が降ったの」

 信一

 「あー仕方ないな、吸血鬼は雨苦手だしな、他も風邪引くしな」

 この4LDKのアパートの部屋、テーブルの空きに座り、買ったアールグレイとプリンを食べる。

 司

 「信くん、この火之神ちゃんと仲良し?」

 信一

 「デーモンズドラッグの現場に知り合った、珍しい日本原種の吸血鬼でさ、しかも明るいし、警備員の兄ちゃん達も明るいから、話も弾んで友人になったんだ、闇の系統繋がりだから」

 司

 「そう」

 火之神

 「信一君、なにこれ?」

 信一

 「幕内司、仕組みは不明な怪力娘、だが幼馴染みで、小学生の6年間はクラスメイト、幼稚園が同じで、高校で再会、しかも神剣一徹にいて、女子高生じゃないだ」

 いがみ合いの火之神と司、この取り合い発生中も信一は変化無し、アーカードと凱は困った顔。

 信一

 「多分、司の場合って、幼稚園から怪力娘で、家庭の両親もわからない、祖父母もわからない、姉は普通の方、司だけ突然変異、しかも司の体力が半端ない、小学生で巨漢にお相撲さんする位、でも巨漢が力負けして、組を飛び出し、今は相撲取りになった、大関」

 火之神

 「そう、ならカレーで、勝負よ」

 司

 「成る程、カレー、いいでしょう」

 戦いを始めた二人、このアーカードは困った顔。

 アーカード

 「信一、どないしよう?」

 信一

 「なるようになるしかない、ここは関与しないで、先ずは静観しつつ、片手に和らげて、適当に構う形で」

 男性3人は決定、他の女性達は戦いを眺めた。

 信一

 「あー、因みに、俺の父親も、祖父みたいな方も辛党で、カレーは激辛なんだよね、担々麺も甘いくらいに辛党なんだよね」

 凱

 「俺を家は中辛」

 アーカード

 「あかん、火之神は甘口しか無理や」

 信一

 「へー、司の場合、凄い甘党、この激辛カレーを作って食べた初日に寝込んだ位、カレーが辛いようってうなされて」

 シスター

 「へー」

 男使い女子高生

 「勝負がわからないわ」

 信一

 「火之神の甘口と、司の甘口、だが俺の激辛カレーを食らったら、多分、寝込むじゃないか」

 サキュバス

 「辛口のカレーに鷹の爪、輪切り唐辛子、七味唐辛子、チリソース、マスタード、しかもニンニクもいれて、辛いなんてもんじゃないわ」

 イシュタル

 「たまに作らないと不貞寝するのよ」

 リャナンシー

 「辛いの」

 クレオパトラ

 「普通の甘口がいいわ」

 一軸

 「上官並みの辛党だな」

 シスター

 「辛さを極めますね」

 男使い女子高生

 「家の師匠、実は辛いカレーが苦手、甘口しかないのよ」

 信一

 「司は甘口専門だ、火之神が甘口なら、必然的に辛党失格だ」

 二人のカレーは甘口、食べる面々は安心、信一は甘口を食べる、味に納得、だが激辛カレーを作り、二人に食べさせ、二人は一口に食欲を失う。

 アーカード

 「火之神が激辛カレーとか、無理や」

 信一

 「頑張って激辛カレーを作ろう」

 ハードルが高い激辛カレー、この激辛カレー大好きな信一、中辛カレー大好きな凱、アーカードは激辛カレーも了解、一軸は慣れてる、男使い女子高生は割りと食べる、シスターは激辛カレーも食事可能。

 司

 「最強の敵が、激辛カレー」

 火之神

 「食べ物じゃない」

 信一

 「カレーは辛さを食うんだよ、これがうまいんだ」

 凱

 「分かる、辛くないカレーはだめだ」

 男使い女子高生

 「辛くない担々麺は食べ物じゃない」

 後片付け、この信一の激辛カレー、専門の様々が入る為に逆に美味しいと思う辛党には好評。

 






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