第12話 夏休み

 夏休み、この初日、午前中は闇医者の病院勤務、午後は礼拝所勤務、夕方からサモナー専用店を梯子、召喚従者強化の店の主より、特殊な強化に位置した短距離転移魔法、長距離転移魔法、また帰還魔法が可能となり、強化した。

 召喚デバイスの店に再調整、武具の店を梯子、この夜間に夜の店を梯子。

 真夜中の深夜0時、東京都の渋谷駅、この一人の男性が駅を眺めていた。

 信一は神獣リュウムから向かえと命じられ、タクシーから降りた先に発見。

 信一

 「あの、カラーシャツに、銀の刺繍入りネクタイの30歳位の男性の方」

 この信一は召喚デバイスを操り、具体化したサキュバス、クレオパトラ、イシュタル、リャナンシー、また使い魔のフラウが具体化した。

 女使いは珍しいくはない、むしろ男使いが少数派、他のマイナーは更に少数派。

 男性

 「我が苦痛よ、セトに願いを!」

 召喚、破壊神セトを呼び出した。

 イシュタル

 「全員、退避!」

 イシュタルの叫び、駅から沢山が逃げ出した。

 サキュバス

 「人間が破壊神セトを!」

 クレオパトラ

 「狂ってる!」

 リャナンシー

 「困ったわね、破壊神は予定にないわ」

 地域担当のサモナーが走る、警察官達が避難を誘導、展開中自衛隊部隊、機動隊部隊が急行。

 信一

 「破壊神セト討伐戦開始」

 範囲系の魔力防御力強化、物理防御力強化、毒防御、麻痺防御、病防御を発動。

 信一

 「リャナンシー、デス系禁止、イシュタル、雷撃、クレオパトラ、衝撃」

 食らわせた後。

 信一

 「雷撃は吸収、衝撃は無効、なら氷結」

 この氷結単体特大が破壊神セトの大ダメージ、この後に氷結に戦う。

 フラウの力を借りた冷気を与えた。

 他から援軍の魔力関係者、サモナー、血の盟約、生体兵器族が現れた。

 氷結を食らうセトは大ダメージ、このマスターは産み出したゴーレムに護衛部隊を展開、他にセトの力を活用した落雷をばら蒔く。

 信一

 「雷撃耐性があるから、雷撃は効かないよ」

 氷結反射、雷撃耐性、この為にセトに有効に戦う。

 この中で、多数の氷結を食らうセト、マスター側に多数の射撃。

 信一

 「ふむ、セトは案外、マスターはゴーレム隊に防御か」

 セトのマスター

 「ヘカトンケイル!」

 2体目を召喚、異形の邪鬼を召喚。

 包囲は決まる形。

 セトのマスター

 「ネビロス!」

 3体目の召喚。

 セトのマスター

 「ベルゼブブ!」

 4体目の召喚。

 サキュバス

 「あら」

 リャナンシー

 「困った殿方ね」

 セトのマスター

 「ヤマタノオロチ!」

 5体目の召喚。

 セトのマスター

 「バアル!」

 6体目の召喚。

 サキュバス

 「破壊神セトは邪竜、魔王、魔神、龍神、堕天使、邪鬼、あら無名な殿方には使えないわ」

 イシュタル

 「狂ってる」

 クレオパトラ

 「無名な超人ね」

 リャナンシー

 「ちょっとした大戦かも」

 交戦、高い位の無名な超人男性、破魔耐性のバッジ、呪殺耐性のバッジは装備した当たり前。

 この中、女使い、男使い、マイナーなサモナー、また血の盟約のサモナー、また黒のサモナー、闇のサモナー、白のサモナーが攻撃。

 時代の最多は火炎使い、次に氷結使い、三番目に衝撃使い、4番目に雷撃使い。

 氷結使いは火炎耐性のバッジが欠かせない。

 火炎使いは氷結耐性のバッジが欠かせない。

 衝撃使いは雷撃耐性のバッジが欠かせない。

 雷撃使いは衝撃耐性のバッジが欠かせない。

 この魔が上がり易い氷結使い、また運が上がり易い少数派の二重上昇型も最多の傾向。

 信一

 「ふむ、暗黒の女神カージュよ、我が祈りと願いを叶えたまえ」

 召喚した軍団、両手斧、大盾&大剣が戦列を築く。

 このセトのマスターは信一を眺め、呪詛を口にした。

 信一

 「はて、どこかに会ったか?」

 サキュバス

 「ないわね」

 イシュタル

 「会ったら覚えてる」

 リャナンシー

 「何故か怨まれてるわ」

 このセトのマスター、信一側に攻撃命令、産み出したゴーレム隊を攻撃に加えた。

 何故か信一側を怨むセトのマスター、見に覚えは皆無な中、他の攻撃も集中。

 セトのマスター

 「オセ!」

 召喚したオセの大軍、この為に援軍が集まる。

 巨人隊が到着後、戦列を築く。

 信一

 「なんで、怨んでんだ?」

 サキュバス

 「どうしてかしらね」

 他は無視した信一側を怨む為に執拗に攻撃命令、強化神官戦士団九千人の戦列は強固、散弾を発射、この攻撃が主力。

 狂ったように叫ぶセトのマスター、最終段位に至る超人男性は、信一に相当な怨みを抱く、全員が知らない最終段位、信じられない位の力を振るう黒のサモナー、この為に渋谷駅周りは戦場になる。

 司

 「信くん?」

 信一

 「司き、実はセトのマスターに怨まれてる」

 凱

 「はあ?」

 信一

 「なんか、怨まれてる」

 男使い女子高生

 「黒の系統の最終段位の超人に?」

 信一

 「なんか、怨まれてる」

 シスター

 「はて?」

 この執拗に攻撃命令、産み出したゴーレムを追加、信一の愛人達も困惑する位に怨んでいた。

 全員が分かる、信一を怨んでいるセトのマスター、だが信一はわからない。

 このセトのマスターを知っている側がテレビ番組に出演、黒の系統の天才、また若くして最終段位に至る超人、だが黒の系統は不人気、しかも天才は地味で、冴えない容姿、また性格も凡庸、気は小さく、臆病、また力が強いも、人気の女使いの流派が嫌い、しかも軍団を召喚する軍団級サモナーにして、再生も叶える暗黒司祭に激しく嫉妬、だが黒の系統は不人気、しかも本人の性格から依頼人も断る事が多く、また若くして最終段位に至る超人も、恋人は皆無、他に名声が高いスポーツ選手を妬み、この性格ゆえに人望がない。

 凡庸、気弱、臆病、嫉妬深い、妬み易い、しかも冴えない容姿も兼ねた不人気な黒の系統の最終段位の超人。

 信一

 「え、俺、嫉妬に怨まれてんの?」

 凱

 「なあ、マイナーな獣使い&鳥使いを舐めてる、こいつ舐めてる!」

 男使い女子高生

 「苦労知らずが、生言うじゃねえ!」

 三者三様、サモナー業界の様々も、天才の最終段位の超人男性の力は正に天才、しかも超人。

 マイナーなサモナー達は激怒、不遇な男使い達は激怒、激しい戦いになる。

 朝方、天才の超人は最終段位を振るう、だが信一の軍団は冷静に散開、密集、後退、前進、戦列、散弾、負傷に治療魔法、また筋力強化を重ねた。

 この為にセトのマスター軍団と信一の軍団が戦い、他も集中攻撃。

 この段階に生体兵器族始祖教団の本拠地より、山田一族以下が出撃、生体兵器族創造種も状況を重く判断。

 世界中の黒の系統、また黒魔術師達は暴走した天才に困った。

 信一は女使いも暗黒魔法使いの為に闇の系統に入る、また高位一般の司祭、氷結使い兼治療重視、また特殊な転移型も兼ねる。

 平の神官戦士とは違い、神殿に一名いる位の高い位にいた。

 ゴーレムを産み出すセトのマスター、この力は天才の超人、だが黒の系統と闇の系統は同盟関係に近く、親戚に等しい、長老会議は困った。

 白の系統、光の系統は暴走中の超人に、攻めあぐねいた。

 信一

 「サキュバス、セトのマスター以下に長距離転移を与えろ」

 この転移魔法、サキュバスが放った転移、この跳んだ先は東京湾の海上、落ちた全員。

 信一

 「よし、帰還する」

 終わった後、セトのマスター以下は逮捕、信一を妬み、逆恨み、この狂った狂人並みの廃人を兼ねた超人男性に、警視庁は困った。

 夏休みの3日目、黒の系統、闇の系統の会議、この内輪揉めしたバカを処刑を叫ぶ沢山。

 信一

 「なんつうバカがうまれたんだ」

 このむちゃくちゃな超人男性に、長老会議は激論、山田一族神官長以下は困った、黒の系統の最高会議は激論、闇の系統の最高会議は困った。

 犯罪歴史上は単身の罪の為に禁固5年くらい、共犯者も、利益もないために、破滅型の暴走者。

 白の系統、光の系統は悩む。

 様々に話し合い、刑務所に頭を冷やすことが決まった。

 信一位のサモナー達はレベル帯にある60から69、この上級者に位置した高い位、正式名は到達者。

 信一、凱、また男使い女子高生も到達者、白の系統は特殊な為に階級はない。

 この後に午前中は闇の病院、午後は礼拝所、夜間は遊びと買い物と用事。

 この5日目、8月1日、仕事の後に父親の依頼をこなす為に羽田からニューヨークに飛んだ。

 8月3日、ニューヨーク市内を歩く信一、脇に拳銃、腰に二刀流、防弾仕様繊維コート、ロングブーツ、頭部に帽子とサングラス。

 入ったホテル、このエレベーターから上がった階、不機嫌そうなカネバラン家の若い当主、カクテルを飲むネクロマンサー崩れこと彷徨える暴君、また不機嫌そうな太っちょ、親衛隊と旧来の兵隊。

 信一

 「このホテル、壊した方がいい、黒魔術師と、ネクロマンサー崩れが群れた邪館だ」

 主張は暗黒司祭、この太っちょがボディーチェック。

 彷徨える暴君

 「彼の事です、例の超人です」

 信一

 「あいつか、狂ってる上に逆恨みの廃人並み、どうにもなんない位」

 嫌な顔をする沢山。

 太っちょ

 「なんで最終段位の超人があんなバカなんだ」

 信一

 「知らないよ、山田一族神官長に向かって、俺が世界だって叫んだ狂人だ」

 特殊部隊崩れ

 「バカじゃないか」

 異界研究者崩れ

 「まともじゃないからの」

 カネバラン家の若い当主

 「一応、彼も黒魔術師、腕前は正に天才、一応は私も黒魔術師のデーモンサモナーですし、ペンタゴンから身柄を受け取れとありまして」 

 信一

 「そうなんだが、逆恨みに狂ってるから、逆上しては刑務官を殴るとか、飯が不味いと騒いだり、山田一族の神官の系統が三回は懲罰した位」

 うんざりの面々、彷徨える暴君は機嫌が良い。

 彷徨える暴君

 「成る程、山田一族の神官の系統に睨まれた、これはまた、突っぱねましたね」

 信一

 「逆恨みに狂ってる、他に嫉妬に狂ってる、他に妬みに狂ってる、もう医者も刑務所に頭を冷やせと放り込んだ位だ」

 沢山の意味に天才の超人だけど廃人を兼ねた狂人、渋谷駅前攻防戦は、伝説を覆した位。

 信一

 「だが、受け取るなら、渡す、問題はない、父親も刑務所の刑務官が持てあまし、裁判官も悩みの種、他もどうしようもない暴れ馬、下手に殺せない超人を、ペンタゴンが扱えたらな」

 この狂人、廃人、超人、天才を両立した最終段位、ペンタゴンに渡す日本政府の決定。

 しかも日本に永久に入れない措置をとる政府。

 この8月9日、また渋谷駅、タクシーの運転手が聞く位。

 今度は男性の老人、嫌な予感、この仲間を通して私服警官が避難を誘導、同期生のサモナー達が包囲、山田一族の神官の系統部隊が包囲、他に特殊作戦群が到着。

 信一

 「爺さん、悩みがあるなら、俺で良ければ聞くぜ?」

 男性の老人

 「わしの最終段位に去年なったんじゃ」

 信一

 「凄いじゃないか爺さん」

 男性の老人

 「そうじゃの、鬼神、邪鬼、妖鬼、外道、幽鬼、での国津神の最終段位に去年になったんじゃ」

 嫌な予感が警報器を鳴らす、この老人を包囲する沢山、また最終段位の暴走事件発生中。

 信一

 「すげえな、孫も驚くぜ」

 男性の老人

 「それがの、息子が後を拒否しての、孫も女使いがいいって家出しての」

 サキュバス

 「お爺さん、悪いことはよくないわ」

 イシュタル

 「そう、時間をかけて話し合い、理解できるわ」

 男性の老人

 「何故じゃ、わしの流派は千年も重ねたのに、女使いは僅かではないか!」

 信一

 「爺さん、奥さんに困られるぜ、やんちゃじゃないだろ?」

 男性の老人

 「女使いさえいなければ!」

 召喚、圧倒的な怨み爆発、軍団を召喚、激しい攻防戦が発生中。

 マイナーな流派とメジャーな流派の確執があるサモナー業界、この気持ちが分かるマイナーな流派の面々。

 また不人気な男使いの流派、不人気な黒の系統、この不遇な面々は同情的。

 日本政府は悩み事を語る。

 最終段位の暴走事件2件目、学園都市地区の結界事件も2件目、連続スタンピート発生率断トツ一位、またスタンピート単体発生率は世界第二位。

 平和が多いヨーロッパ、南米、アフリカ。

 この老人を説得した信一と女所帯。

 テロじゃない、事情は長老会議も分かる後継者問題、信一や、他が説得、老人の息子が後を継ぐと孫も習うと約束、老人は戦いを取り下げた。

 人気の女使い、歴史は浅い新興流派、元々の起源は様々も、召喚デバイスと共に爆発的に増加した流派。

 古い歴史のある流派からは、新入りの流派に怨みににた思いが深い。

 


 





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