第6話ベッド2
「どうして?どうしてだ?理久!お前、俺がお前の所に帰ったら、なんでも食べさせてくれるって言ったはずだ!だから
、お前が食いたい!お前とセックスしたい!」
男は、まだ、ハアハアハアと激しく息をし、恐ろしい程性器を勃たせている。
そして、さっきまでの大人の男の余裕の素振りを捨てさり、子供のように拗ねた感じで理久に訴える。
「アレ、聞こえてたのか?ああ、言ったよ。確かに言った。けどあれは、ジャーキーとか、ほ○っことか、ワ○○ゅーるとかの事で」
「そんなのいらない!理久が欲しい!理久の体が、心も全部欲しい!」
男は、完全に成長した美しい大人の男のなりで、本当に聞き分けの無い子供のように理久に映る。
「俺、男だぞ!そりゃ、背はそんなに無いけど、中性ぽくも女っぽくも無い、どっからどう見ても男だぞ!」
理久は、ステイのポーズのまま、男に叫んだ。
「ああ…理久は、どっからどう見ても男だ…でも、かわいい…凄くかわいくて、優しくて、いい匂いがする……だから、抱きたい…」
急に、男のトーンが、大人の、しかも色気のある男のモノに急変して理久は、ドキっとした。
しかし、急ぎ首をそれを振り払う。
「それに、あんた…あんた…本当に、クロなのか?それなら、その右腕の物以外で、何か証拠見せてくれ!」
理久の更なる叫びに、男はくすりと笑って答えた。
「いいとも…」
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