Episode.16、Episode.17


12がつ25にち


サンタさんこなかった どして?


























       …さて特集です。

   今年7月に施行された強制性交等罪。

施行後初めて逮捕されたのは法の盲点を巧みに利用し

   性犯罪を繰り返してきた凶悪犯でした‥

    ここからは犯罪ジャーナリストの

      加藤重義さんとご一緒に

  この事件を紐解いてゆきたいと思います。





 「・・・」



    加藤さん、宜しくお願いします。

      宜しくお願いします。

    逮捕されたのはWebデザイン会社

    「クリエイテイション」副社長、

    岸峰誠容疑者38歳。加藤さん、

  先ず、これまでの強姦罪と強制性交等罪、

  そもそもどこがどう変わったのでしょう?

  強姦罪は旧強姦罪と呼び方が変わりまして…




「ん、…ん~…」



 「…ごめん、起こしちゃった?」



「ん~ん…ん、…」



「ん…」




「…ねぇ」



 「ん?なに?」


 「んん!?」



ん…ちゅっ



「ふふーん^^」

「…ビックリした?」


 「う…うん」



「なに?その反応は」

「『百戦練磨の悠斗君』には

 もう慣れっこなことだった?」



 「慣れ…てはいたけど」

「あは 笑」


 「ちょっと意外だったから…

  そういう意味では驚いた」 



「んで…」



「ドキがムネムネした? 笑」


 「なにそれ 笑」

「知らない?トニー谷の」


 「『とにーたに』って…誰? 笑」

「私も知らない^^」

 「知らないんだ 笑」


「あは 笑」


「んじゃぁ…」




「キュンッて、なった?」



 「…なった」



「ふふーん、やったね^^」



 「…キュン死にしそうだった」


「そこまでだった?笑」


 「…うん」

 「なんかズルい」


「ふふーん^^」

「私の方がお姉さんなんだよ」

「今までのコとは、ち・が・う・の」


「Do you understand ?」


 「…うん、勃ってきちゃった」


「ん?」


 「ほら、こっちが」



「あぁ…『そっち』ね 笑」

「でも『そっち』はお預け^^」



  「シャワー浴びてくるね」


 「あ…」



       カチャッ


      「あ!」

     「ねぇ、一緒に浴びるぅ?」



 「…やっぱり遥架さんズルい 笑」



      「ふふーん^^」

     「お姉さんを甘く見ちゃだぁめ♡」


       パタンッ





                シャーーーーーー







 では親告罪だったものが非親告化された事で

 被害者側の人権が優先されるようになった、

    という事ですね。そうですね。

   それと刑期が5年以上になったので

減刑されない限り執行猶予がつかなくなりました。

 減刑自体が稀なケースにこれからなるでしょう。





「・・・」




   岸峰容疑者も前回逮捕された時は

執行猶予付きの判決でしたが、猶予期間中に再び

    犯行に及んだ事になりますね。

     それだけ岸峰容疑者には

  抑えきれない慾望が蠢いていたのでしょう。

     性犯罪に対する罪の意識も…







        カチャッ



     「ふ~ぅ、サッパリしたぁ」



        パタンッ






「…そういえばさ」



 「ん?」



「こないだ見かけた妹さん」



 「うん」





「妹さんも、前に同じ様な目に遭ったんでしょ」



 「!!」




 「と、突然なに

「普通のひとなら気付かないかもしれない…」



「でも私からしたら丸出し」



「あなたの優しさはホンモノよ」

「他の…上っ面だけのものとは違う」


「『だから』丸見えなのよ」



 「・・・」



「あなたの妹さんを見る眼差しには、

 慈しみのような温もりが滲み出てるの」


「あと同性としての申し訳なさ…みたいなものも」



 「・・・」



「でも安心して」


 「?」


「あなたの笑顔の質感が、

 人によって異なる事に気付いてるのって…」

「多分、私だけだから^^」


 「はは…」


 「やっぱりそうかぁ~ 笑」


「ん?」


 「『この人には敵わない』って、

  初めて会った時から感じてたんだよね」


「あは 笑」




「なんで私があなたに惹かれたかわかる?」


 「ん~…わかんない 笑」



「あなたの優しさが『ホンモノ』だからよ」



「『顔がいいだけの男』なんて山程いるわ」


「でも男のひとの殆どは、私を

 横に置いておきたいだけ」

「「こんなにいい女と付き合ってるんだぜ」って

 自慢したいだけなの」


 「自分で『いい女』って言った 笑」


「それは男性の価値観上の『いい女』笑」

「自分で自分をいい女だと思うほど、

 私馬鹿じゃないわ」



 「うん」

 「…僕は遥架さんのそういうところに

  惹かれたんだよね」


「うん、知ってる^^」


 「そこも見破られてたかぁ 笑」


「お姉さんを甘く見ちゃだめって言ったでしょ♡」



「世の中のひとの多くが自分を演じて生きてるの、

『在りたい自分』を演じて」

「でも、より深くひとと繋がる為には、

 いつかは『本当の自分』を晒さなきゃいけないの」


「私は演じる事が仕事…

 だからプライベートではなるべく本当でいたいの」

「でも多くの男性は普段も

『女優・何森遥架』であることを望んでる」


「そんなの…私には無理 笑」


 「はは …」

 「僕も無理かもしんない 笑」


「似た者同士なのよ、私たち」

「だから私、あなたと過ごしてる時が…

 いちばんラク 笑」


 「笑」


 「僕も遥架さんの話を聞いて…

  一気に楽になった 笑」



「Do you understand ?」


 「ん?」



「今度は…『そっち』の意味で♡」



 「…でも時間がアレじゃない?

  今日、本読みって言ってなかったっけ?」



「それは嘘 笑 」

「だってオフ前だとこうした時間、

 過ごしてくれないじゃない」



 「そこもバレてたか 笑」


「「お姉さんを甘く見ちゃだめ」

 って言ったでしょ♪」



 「ああー!!」


!?


 「やっぱ遥架さんのこと、大好きだぁ~!!笑」


がばっ!!




ん…ちゅっ





「んふ 笑 私もよ♡」



ん~~!!…ちゅっ





「ふふ 笑」

 「…なんか」


 「しあわせだね^^ 」


「…だね♡」




ん…ちゅ ちゅ…






   …スポーツコーナーは澤田さんです。

   はい、今日も元気にお伝えします!

      まずはサッカー。

  東京と横浜の頂上決戦を制したのは

  果たしてどちらだったのでしょうか!?

   この日の堺選手はいつも以上に

  キレッキレの動きを見せていました。

     先ずは前半10分…


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