Episode.8、Episode.9
6がつ7にち
ママとおそと ごはんたべた
もぐもぐ おいしかった
「…ふぅ、できた~」
「あっ」
…やっぱり時間はかかっちゃうなぁ
「キーボードを見ずに打てる人がいるなんて、
信じられない」
「ん~~~~~っぅ!」
「でもそれ使えるだけでも凄いと思うわよぉ」
「わっ!?」
「…吃驚したぁ…お早う御座います^^」
「驚かせちゃったみたいねぇ笑」
「おはようございます^^」
「それにしても随分早くきてたのね」
「早くお仕事覚えて、慣れないとって思って」
「真面目ね~、藤森さん」
「ウチはちっちゃな会社だし、
社長も貪欲な人じゃないから
そんなに頑張らなくても大丈夫よ!」
「でも雇って頂けただけでも私、
とても感謝しているので」
「少しでもおチカラになれればなと思ってるんです」
「それ使えるコが寿退社しちゃったから、
うちとしてはそれだけでも大助かりなのよぉ!」
「ほら、私も社長も古い人間でしょ?」
「『ハイテク』には弱いのよぉ 笑」
「前の方は家庭に入られたんですね」
「寿退社って言っても『できちゃった婚』ってやつで
何しろ急だったからバタバタしちゃってたのよ!」
「そうだったんですね」
「募集もね、私も社長も
「ウチみたいな安月給で来てくれるかねぇ」なんて」
「あんまり期待しないで出したから」
「社長がした面接も、一応形だけって感じだったし」
「よっぽど酷いひとじゃない限り、
ウチとしては雇うつもりだったのよぉ」
「それが藤森さんみたいないい人が来てくれたから」
「二人して宝くじが当たったみたいに喜んだのよ!」
「「やったー!!」って 笑」
「ふふっ 笑 」
「そう言ってくださると私も嬉しいです^^」
「だからそんなに根詰めなくても大丈夫よ!」
「ありがとうございます^^ 」
「根詰め過ぎない程度に頑張ります!」
「やっぱり真面目ね~、藤森さん^^」
「そうですかね 恥」
「お茶でも飲む?」
「今淹れてくるわね」
「あ、ありがとうございます!」
「いいのいいの、気にしないで!」
私も飲みたかったから」
「そういえば文江さん」
「ん?なになに?」
「今日はいつもより荷物が少ないんですね」
「・・・」
「あーーーーーー!!」
「!?」
「吃驚したぁ…」
バタバタバタバタ…!
「どうしましょ!」
「電車に忘れてきちゃったわー!!!焦」
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