僕を殺した君たち
與座 宙
第1話 序章
ねぇ知ってた?
絶望は大人になるための約束事なんだよ
「ところで。一体何がどうなったら人間がこんな "形" になるんだ?」
刑事の田中は自身の目の前にある遺体に呟いた。
「田中さぁぁぁん!遺体の身元が判明しましたー!!」
「おい川井ぃ、お前声デケェよ。」
「す、すみません!刑事部に配属になって初めての事件なので緊張が、、。」
「。。。んで身元は?」
「あ、はい!えーっと、、被害者は伊東茜。市内の大学に通う19才です!」
「まだ大学生かよ。にしてもこれはさすがにグロいな、、。」
伊東茜の遺体には全身に何百もの刺し傷、関節はほとんどと言っていいほど外されており、
両目は真横に真っ直ぐ切り付けられていた。
「そして遺体の側に"左利き用のナイフ"このナイフが凶器とみて間違いなさそうですね。」
「あぁ。明日朝一で大学の方に聞き込み行くかぁ。川井ぃ明日朝早ぇからすぐ帰って寝ろよーー。」
???「初まッタねェぇ」
「ん?」
田中は何か聞こえた気がしたが二日酔い、日頃の疲労のせいだと思い明日に備え現場を後にした。
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