異世界転生したけどロボットあるんだがwww〜特務隊6番機として活躍していきます〜

デルタイオン

第1話 異世界転生

歩いて帰っているとトラックに轢かれた。そんな事から始まる異世界転生物の一つだ。


「……何が起きて……」


ふわふわとした感触に包まれながら俺は記憶を掘り起こした。


学校から帰る途中……たしか電車事故に合って徒歩で帰る事になって……それで……


誰も乗っていないトラックに轢かれた。


「そう、轢かれたのです……貴方の仮の人生はあそこで終わり……本当の人生はここからですよ、後藤雄一ごとうゆういち……」


「ごとう……ゆういち?ごとう……ああ、そうか。俺は確か……二度目の転生を望んで……」


そうだ。俺はまたこの作り物の世界で死んだんだ。


二度目となるここは天国と仮称しよう。


俺は確か旧聖書世界で死んで転生をする特典として【二度目の転生】を手に入れたんだ。そして、その期限は16歳。つまり、高校一年生の三学期辺りだ。


「ちょうど誕生時間ピッタシだな。神さま」


「ええ、コンマ1秒もの狂いはありません。それでは後藤雄一。次こそは転生してもらいます。特典は……こちらでブランド物をお渡ししましょう。気に入ると思いますよ?ロボット好きメカニックオタク


「まさか……」


その後を言おうとすると眠りへとついていった。


深い眠り。夢も、時間も、全てを感知出来ないほど深い眠り。


その眠りから覚めた俺は今年で3歳となる誕生日を迎えた。


誕生日プレゼントはご両親からの祝いのキスと、本体の意識覚醒だ。

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