当日
夜中の2時だ。最近、寝付きが悪い。2時頃には必ず目が覚めて5時まで眠れないことが続いていた。真っ暗な部屋の広いベットの上で、一生このままな気がして泣いた。
知らない間に眠りについて、目覚ましの音とともに起きた。恋人から貰ったハーブティーとコンビニで買ったパンを食べる。提出したエントリーシートを眺めて、テレビから今日は大雨だという予報が聞こえる。カーテンを開けて窓を見ると、ひどく土砂降りの雨だった。僕は髪をセットし、スーツに着替え、身だしなみを整えた。ちょっと良いホテルに泊まったので、もっと長居したかったが、すぐに出発の時刻となった。
僕は大雨の中、折り畳み傘を差し、面接会場となる本社へと向かった。
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