設営1日目part2
テント洗いが終わった。ここまではレクリエーションというか、テンションを上げるためのウォーミングアップみたいなものだ。ここから本格的な重労働が始まる。
この引っ越しの音頭を取るリーダー改め皆から監督と呼ばれている人が、拡声器を使い指示を出すことになる。一人一人名前を呼ばれ、予め決められていただろうそれぞれの持ち場に行くように告げられる。深山は先程話していた女性団員に連れられ恐らくは事務方の作業に向かっていった。これで深山と離れ離れに。
それにしても、なんか俺はキツイほうに呼ばれたん?だけど?俺も事務方じゃないの?深山とセットじゃないの?マジでただのバイト扱いなのか、もしかして。
五人一組となって杭打ちをすることに。
今からやる作業を簡単に説明する。
サーカスと言って最初に思い浮かぶ大天幕。一番外側のやつだ。先程広げて洗ったぺちゃんこのこれを、持ち上げて膨らませる作業だ。外周円を支える支柱を、まず一番最初に立てていくことから始まる。その数およそ百本近く。
「せーのっ」
二人でテントの裾を持ち上げ、残り三人でその間に支柱を刺し込んで、後は全員で少しずつ起こしていく。テントといえどあまりにも大きすぎると持ち上げるのにも非常に強い力が必要になる。
布を持ち上げてそこに鉄柱挿し込んで、せーのっほいで一本立てて支えをつけていく
大鉄柱にテントをアンカーで固定し釣り上げて膨らませる
テントの内側に八本の中柱で支える。せーのっほいで大量の人間で柱を立てる。
ちょっと休憩と様子を見に行く
深山はお弁当の手配やトラック業者への指示誘導、差し入れにお手伝い、周辺の清掃。
ヘトヘト。
そしてお昼に。
昼からも頑張るぞー
鉄柱作業
いよいよ持ち上げ
内装
床作ってトラス組んで座席作る
帰り道
クライマックスへの布石
なんか文化祭の準備みたいだね
何が?
サーカスの設営
……言うほどそうか?
むしろ文化祭が実質サーカス?
安心しろそれはない
なんで分からないかなー
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