迷う

「いてて…」


今日、学校で捻挫したところが痛む。


「今日のは、キツかったなぁー」


月がキラリと僕らを照らしている。


でも、眩しかった。

眩しすぎた。


僕は、天から伸びる紐を引っぱった。


「プツン…」


勢い余って引きちぎってしまった。

もう真っ暗。


「見えん…」


流石に暗すぎた。


もう一度、手を伸ばしほかの紐を探した。


「どこだ…、どこだぁ?」


「うぉっ、とっとぉ…」


『ガクンッ』


「いてて…」


どうやら段差があったようだ。

また捻挫してしまった。

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