『異界』。ここではないいずこか、無数に存在し得るといわれる並行世界。 未知の世界を観測すべく選ばれたのは、刑の執行を待つ死刑囚Xであった。 目に見えない命綱だけを頼りに『異界』に飛び込む『生きた探査機』X。 その目と耳を通して『異界』を観測する「私」とXによる、日帰り『異界』行を描くSFファンタジー小説。
7月29日に更新