第8話 朝の出来事ですか?

俺、神崎綾斗かんざきあやとの朝は早い。朝5時に起きてランニングに出る。その後風呂場で汗を流してから朝食を作る。食べ終わった後は、制服に着替えて学校の準備をしてから学校に行くのだが、今日は一つ問題があった。それは–––––


「あー、華神?起きてるか?」


問題その1、アイリスが起きてこない事。

問題その2、このままでは学校に遅れてしまう事。

問題その3、起こしたいけど、入る事に気が引けている事。

という訳で、さっきからずっと扉の前でアイリスを呼んでいるのだが、反応がない。


(入るしかないか……)


いつまでも入る事に躊躇っていられない。遅刻だけはしたくないし、このままではアイリスが朝食を食べることすら出来ないだろう。


「お邪魔します」


入ってみれば整えられた部屋の奥に、ベッドでスヤスヤと寝ているアイリスがいた。


「おーい、起きろ。朝だぞー」

「………ぅん……」


カーテンを開けて呼びかけてみるが、なかなか起きない。……一応、返事らしき声はしたが。


(うーん、困ったなー)


このままでは学校どころか朝食も取れないのでは無いだろうか……。


「おい、起きろ。いや、マジで起きて?」

「………ふみぅう……ぅん…」


あ、起きたっぽい。肩揺すってたら目が薄らと開いた。けど、寝ぼけてる感じがする。


「………おはょぅ、あーと……」

「あぁ、おはよ。てか、本当に起きて」


朝だからか、呂律が回ってないのが聞いてて可愛いなとか思いながら、二度寝しようとするアイリスを起こした。


「朝食できてるけど、食べれる?」

「……ごはん?」

「そ。着替えてからにする?」

「……うん」

「そか。着替えは届いてるから、机に置いとくぞ」


俺は着替えを机に置いて部屋を出––––ようとした。はい、結論を先に言えば、出れませんでした。なぜなら––––


「Ayato,I want you to change your clothes 」

(綾斗、着替えさせて)


––––こんな事言われたら、出ようにも脚止まるでしょ……。


「あー、華神?ちゃんと起きて考えてみて?普通ダメだと思うんですよ、俺」


ダメだ……、寝ぼけてる。何言ってるか分かんない、そんなふうに首傾げてます。

どーすりゃいいんでしょうねー?着替えさせてあげる?ダメだろ、その後メチャクチャ気まずくなるの分かっててやるのはダメだろ。下心曝け出せ?ねぇよ、んなもん。それよか生活に支障が出るわ。

などと脳内会議していたら意識がはっきりとしてきたのか、アイリスの目がどんどん大きくなり、なるにつれて顔も赤くなっていった。

おー、赤面の3段階ここにありってねー。じゃない、時間がギリギリになりつつあるな。


「あー、恥ずかしがってるとこ悪いけど、早く着替えて朝食食わないと、時間的に遅刻するよ」

「!」


時計を見たら、大慌てで着替え始めたので、俺は慌てて部屋から出て居間に降りました。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 なんか、近況ノートでフラグ立ててしまいすみません。ノート書いた2日後に風邪になりました。コロナではなかったですが、風邪でした。その間書く事ができず、遅れてしまいました。いえね、書こうとはしたんですよ書こうとは。でもね、後で読んでみると書いている事がとても酷い内容で……。文法がメチャクチャすぎて全部消してやり直したほどです。ので、もう日程の指定はしない方がいいかなとか思った次第です。でも、ちょこちょここの頃にはかけてると思うよ、とは言うので間に合わなかったら「あぁ、フラグ回収乙」とでも思っといて下さい。

              夜ノ音より。

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