第6話 天使様の内心ですか?
(夢みたいだ)
そう私は思った。日本で暮らせる事ではない。会いたかった人に会えた事に、私はそう思った。
用意されてた部屋には、まだ自分の荷物は無く代わりに簡素な机やタンス、ベットだけがあった。荷物は明日か明後日届くらしい。
(変わって無かったな……)
昔の彼と比べると身長が大きくなったし、声は聞いててとても落ち着く。何より、雰囲気が落ち着いていて、静かって言うより、寡黙な感じがする。とてもカッコよくなってた。
ただ……
(やっぱり、覚えて無いかな……)
ベッドに横になって、さっきまでの会話を思い出す。正直なところ少し緊張していた。久しぶりに会えた人が、自分を覚えているか曖昧なところだった。でも、さっきまでの態度は多分覚えていないと思った。
(思い出してくれたり、しないかな……)
つい、思ってしまう。
「うぅ〜……」
どうすれば良いか分からないけど、兎に角、今日は寝よう。寝て、明日から決めれば良い。
これからの生活が楽しみで堪らない。
堪らなくて、でも、側に居られるだけで、幸せで……。暫くすると瞼が降りてきた。私はそのまま眠りについた。
おやすみなさい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます