第2話
えー、あのあと教師に何であんなに生徒達がキレてるのか聞いてみると分かった事がある
この学園は徹底的な実力主義らしく、個人の強さの指標である序列によりクラスが分けられる
ちなみに序列は入学時の成績と決闘によって決まるらしい
その中でも最も弱いクラスがここで、そのクラスに俺が入ると言うことはお前達はこの子供と同レベルだと言うことと同義らしい
…これマジ?
そりゃこんな子供と同レベルとか、流石にキレるわ
それに序列の決め方が決闘って…
ここ中世じゃないよね?現代だよね?
あ、それと決闘を一学期しないと退学らしいよ!
ふざけんな!
あのさぁ…
こんな子供を決闘必須の学園に入れるとか何を考えてるの?
いや、マジで何を考えてそんなことしたの?
この子供ボディで勝てるわけねーだろうがよ…
…いや、百歩譲って勝てたとして、上がった序列どうすんだよ
流石に相性が良くないと勝つのキツくない?
この子供ボディじゃ直接戦闘は体力的にキツいし
大人状態にもなれなくはないけどそれも時間制限あるからなぁ…
…ならば、俺にも考えがある
あえて大人化は使わず適当に負ける!
まぁ、適当とは言ってるけど全力で行くよ?
勝ちてそうだったら手加減するだけだからな…
まぁ、そんな事無いだろうなぁ…
まぁ、幾ら相性だろうが相手が弱かろうが態と負けるつもりだけどな!
流石に勝ったらヤバいでしょ…
序列上位のやべーやつに目をつけられちゃうよ…
まぁ態と負けるつもりだから間違ってもそんな事は起こらないだろうけどな!
さーて、誰と戦おうかな?
出来れば弱そうなのが良いよな、強いとキツいし
…コイツに決めた!
よーし、負けるぞ〜!
ーーー
あー、弱過ぎる、もしかして戦闘向きの能力じゃないのか?
いや、だとしたら負ける方が不自然だな
ギリギリ勝つ位の感じで行くか
えーっと…サッと近づいて手加減したパンチでまずは攻撃力の弱さをアピール…
出来てねぇ!?
吹き飛んで行ったぞ!?
幾ら一般人とはいえ人間を吹き飛ばすとか貧弱とは思われねぇわ!
マジで決闘とか碌なことにならんな…
こんな事になるなら強そうな奴に普通に負ければ良かったわ…
でもまだ一勝だから大丈夫でしょ
だって戦闘用の異能と非戦闘用の異能の戦いだから勝ってもセーフみたいな所あるしな
ーーー
何か序列一位のやべーやつが俺に話しかけてきた
「やぁ、飛び級の天才くん、君みたいなのが居なくて退屈してたんだ、私と決闘しよう」
だってさ!!!
…これマジ?
これが嫌だから実力隠そうとしてたのに?
これ実力隠す意味無くなった上に死にたく無いから切り札切らなきゃいけない感じ?
…クソゴミがぁ!
序列一位がなんだ!ブチのめしてやるよ!!!
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