第4話 貧弱な俺

俺達はダンジョに来ていた。


さすがに30人まとめていくとモンスターが狩り尽くされて効率が悪いということで5班に分けてダンジョン探索を行うことになった。


国からはなかなか立派な装備を用意された。

俺以外は、、

模倣士という職業は、過去の文献でしか存在しておらず、装備品も使える物が限られていた。

ちょび髭が博物館にある装備を用意してくれたが、、

これがすごくカビ臭く、ださいのだ。

見ためは革の装備にしか見えずカビが生えている。


「流星こっちくるなよ!」

「くさいこないでよ!」

と仲間には言われる始末だ。。

本当にハズレ職業じゃないかこれ、


俺達の班は、

美香、浩介、賢治、俺の他に

阿部広、菊池優香の6人の班になった。


優香は美香と親友で、職業は聖職者。

回復ができるので助かる。


阿部広、通称阿部寛は静かで体がでかい。

本当に阿部寛じゃないかと思わせるやつだ。

職業は、猛者という謎な職業だが。

ステータスを見ると攻撃力と防御力異常に高い。

前衛の壁になりそうな職業のようだ。


国からはダンジョンの案内をしてくれる

女性が各班に配属された。


見ためは、猫耳がある。MMO定番の獣人族ってやつだな。尻尾まで生えている。

俺達の班に配属されたのはミーシャという三毛猫みたいなメス?女性?だった。

俺は気になりついつい尻尾を触ってしまった。


「なにするにゃあ!(怒)」


高速で鋭い爪が俺を引っ掻き、HPが1のところまで減っていた。


「何してるのあんた?」

美香が憐むように俺に言った。


優香が回復してくれたおかげで俺は一命を取り止めた。

まるで天使のようだ。


「あぶね、、死ぬとこだった。」

「死んでも大丈夫にゃ。10秒以内に復活魔法を使えば。」

「10秒こえたら?」

「死体が砂のようになるだけにゃ!」


げっ、聞いててよかった。

模倣士は死にやすそうだから気をつないとな。

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