スクナビコナとネズミ馬⑩―チュルヒコの救出!馬小屋の実態!!物語は新たなる展開へ!!!―

「フン、役立たずどもめ!」

「サボろうとしやがって!」

「もっと働けないのかい!」


 人間たちは馬たちにさんざん悪態をつくと、馬小屋から去っていく。

 日が沈み、辺りが暗くなると人間たちは農作業を止め、馬たちを馬小屋まで連れ帰ろうとし始めた。

 そして馬たちを馬小屋に連れて行くと、馬を一頭一頭、小屋の中の仕切りの中に閉じ込め、そのまま去っていった。


「…ハッハーッ!馬小屋の中に入っちゃったぞ!」


 スクナビコナは田畑から馬小屋まで帰ろうとする人間たちのあとをこっそりつけ、まんまと馬小屋への〝潜入〟に成功する。

 周囲が薄暗くなっていたうえに、スクナビコナはもともと体が小さかったため、人間に見つかることなく馬小屋まで入ることができたのである。


「…さてと、チュルヒコはどこにいるかな…、おーい、チュルヒコ!」


 スクナビコナは馬たちの中にチュルヒコがいるに違いないと考え、大声を出して呼びかけてみる。


「…あれ、反応がない……?」


 なぜか馬たちはスクナビコナの呼びかけに一切答えようとしない。


「…なんでだ……?」


 不審に思ったスクナビコナは暗い小屋の中にいる馬たちの様子を一頭一頭、注意深く観察してみる。


「…そういうことか……」


 そして馬たちが自分の呼びかけに答えようとしない理由をすぐに理解する。


「…みんな、今日の作業がよっぽどこたえたみたいだな……」


 馬たちは今日一日に渡って休みなく働き続けた疲れから、完全にぐったりしてしまっている。


「…毎日相当酷い働かされ方をされてるみたいだな……」


 馬たちは皆尻や背に酷い傷を負っていた。また全ての馬は痩せており、中にはもうしばらくこのまま働かされ続けたら倒れてしまうのではないかというほど酷い痩せ方をしている馬までいた。


「…馬によって痩せ方が違う……?」


 そのことに気づいたスクナビコナはある考えを思いつく。そして小屋の一番奥のしきりにいる馬たちの中では一番痩せていない馬に近寄っていく。


「…おい!お前はひょっとしてチュルヒコじゃないのか?」


 チュルヒコはぐったりして横になっている馬の耳のすぐそばにまで近づいて、大声で話しかけてみる。チュルヒコが馬に変えられたのはつい昨日の早朝のことである。だったらチュルヒコはまだそんなに痩せていないのではないか?スクナビコナはそう考えたのである。


『…スクナ……?』


 馬はぐったりしながらも小さな声でつぶやく。


「…チュルヒコ?チュルヒコか!そうだぞ!僕はスクナだぞ!」


 スクナビコナは馬が自分の名前を口に出したことに興奮して、さらに大きな声で呼びかける。


『…スクナ…、本当にスクナなの……?』


 馬は目を開け、再び弱々しい声でスクナの名を呼ぶ。


「ああ、スクナだとも!僕はスクナビコナだぞ!」


 そう言いながら、スクナビコナは開かれた馬の目の前に立つ。


『…スクナ…、ああ、スクナだ!…これって夢じゃないよね……』


 馬、チュルヒコはその目に涙を浮かべながら言う。


「ああ!夢なんかじゃないぞ!僕が、…スクナがお前を助けに来たんだ!」


 チュルヒコの目に浮かぶものを見て、スクナビコナも思わず感極まりながら叫ぶ。


『…スクナ、…もう二度と会えないんじゃないかと思ってた……』


 チュルヒコは目から涙を流しながら言う。その目は弱々しいながらもしっかりとスクナビコナのほうを見る。


「何をバカなことを言ってるんだ!」


 スクナビコナもそう言いながら、両目から涙をあふれさせる。


『…だって僕はスクナの言うことを無視して団子を食べちゃったんだよ……』

「そんなことはどうでもいい!気にしてるわけないだろ!お前がこうして生きてることこそ何より大事なことさ!」


 スクナビコナはチュルヒコとの再会を心から喜ぶ。


『…ああ、僕は団子を食べちゃったばかりに本当に酷い目に会った……』

「…そうだな……」

『…昨日も今日も無理やり働かされて…、…もう数え切れないくらい鞭で殴られたよ……』

「…ああ、本当に大変だったな……」


 そうチュルヒコに声をかけながら、スクナビコナは酷く腫れ上がり、血も滲んでいるチュルヒコの背中や尻を見る。


『…なんであのときスクナの忠告を聞かなかったのか…?…そうすればこんな目に会わずにすんだのに…。…僕はどうしようもないバカだよ……』


 チュルヒコはスクナビコナの制止を振り切って団子を食べてしまったことを心から後悔する。


「…もう今さらそのことは言ってもしょうがないだろ!過ぎてしまったことよりこのあとどうするかを考えようぜ!」

『…そうだね。…ああ、でもやっぱりダメだよ…。…今の僕は疲れ切ってて動く気力もないし、何よりこの姿のままじゃあ……』

「…ああ、そのことなんだが……」


 そう言うと、スクナビコナはここまで持ってきた七つのナスの実がついている茎をチュルヒコの目の前に置いて、見せる。


「…クエビコ様が言うには、このナスの実を全部食べればお前は元の姿に戻れるらしいぞ!」

『…このナスの実を食べれば元の姿に……?』

「ああ、このナスの実を探すのには丸一日かかったんだ!だからお前の前にこうして現れるのが遅れたって訳だ!」

『…スクナ、…僕を助けるためにそこまで……』


 スクナビコナの言葉を聞いて、チュルヒコは再び感極まる。


「ははっ、もう泣くのはこの辺で終わりにしようぜ!お前が今しなきゃならないのはとにかくこのナスを食べることだ!」


 そう言いながらスクナビコナはナスの実のうちの一つを両手で持って、スクナビコナの目の前に掲げて見せる。


『…本当にそのナスを食べれば元の姿に戻れるのかな……?』


 チュルヒコはスクナビコナの言葉に対して懐疑的な調子で言う。


「当たり前だろ!クエビコ様が嘘をつくわけないだろ!さあ、とにかくナスを食べてみるんだ!」


 そう言うと、スクナビコナはナスの実を一つ、チュルヒコの口の前に持ってきて、食べるように促がす。


『…そうか、…そうだよね、…これを食べたらもう一度元に戻れるんだよね……』

「ああ、もちろんだ!」


 スクナビコナはチュルヒコの言葉に大きくうなずきながら言う。


『…よし、…わかった、…食べてみるよ……!』


 そう言うと、チュルヒコは一つ目のナスを口の中に含んで、ムシャムシャと咀嚼そしゃくし始める。


「…どうだ……?」

『…うん、なんとか食べれたよ……』

「よしっ!これをあと六つ食べれば元の姿に戻れるぞ!」


 スクナビコナは嬉しそうに叫ぶと、次のナスをチュルヒコの口の前に持っていく。

 こうしてチュルヒコは四つのナスの実を次々と食べる。しかし―


「…どうした……?」


 スクナビコナが五つ目のナスを口の前に持ってきたとき、チュルヒコの様子に異変が起きる。


『…スクナ、…もうこれ以上食べれないよ……』


 チュルヒコは苦しそうにしながら言う。その顔は完全に血の気が引いている。


「なっ!どうしたんだ、チュルヒコ!」


 スクナビコナは驚いてチュルヒコに尋ねる。


『…なんでだかわからないんだけど…、四つ目のナスを食べたあと急にお腹いっぱいになって……』

「オイッ、チュルヒコ!このナスをみんな食べない限り、お前は元の姿に戻れないんだぞ!」


 そう言うと、スクナビコナはナスの実をチュルヒコの口の前に持ってくる。

 チュルヒコは苦しそうにしながら、なんとかナスの実を食べる。


「頑張れ、チュルヒコ!さあ、もう一つだっ!」


 スクナビコナはチュルヒコを叱咤激励しったげきれいしながら、さらにナスの実の一つを口の前に持ってくる。

 チュルヒコは全身から脂汗をかきながらも、必死の形相でナスの実を胃袋の中に送り込む。


「さあ、これで最後だぞ、チュルヒコ!」


 スクナビコナは最後のナスの実をチュルヒコの口の前に持ってくる。


『…だめだ、…もう無理だよ……』


 そう言うと、チュルヒコは口を閉じ、ナスの実から顔を背けてしまう。


「オイッ、これが最後の一つなんだよ!これさえ食べればお前は元の姿に戻れるんだぞ!」


 そう言いながら、スクナビコナはナスの実をチュルヒコの口の前に持っていって、なんとか食べさせようとする。

 しかし、チュルヒコはそのたびにナスの実から顔を背け、頑なに拒絶する。


(…クソッ、ここまできて!…どうすればいいんだ……?)


 スクナビコナはチュルヒコの頑固な姿勢にすっかり困り果ててしまう。


「…ああ、そうだ!一つ大事なことを思い出した!」


 突然、スクナビコナは大きな声を出して言う。


『…な、なに……?』


 スクナビコナがいきなり大声を出したことにチュルヒコは驚き、尋ねる。


「実はな、チュルヒコ。ナスの実を食べるのは別に六つでもよかったんだ」

『…え、そうなの?』


 スクナビコナの突然の言葉にチュルヒコは困惑する。


「ああ。ただ代わりに六つの実を食べたあとにやらなきゃいけないことがある」

『…えっ、…何をしなきゃいけないの?』

「それはな…、可能な限り大きな声で叫ぶことだ!」

『叫ぶの?』

「そうだ!叫びさえすればお前は元の姿に戻る!」


 スクナビコナはチュルヒコの顔のほうを指差しながら、自信満々に言い放つ。


『…本当に、…そんなことで大丈夫なの……?』


 チュルヒコは疑り深そうな様子を見せながら、スクナビコナに尋ねる。


「大丈夫だとも!だいたいそっちのほうがもう一つナスを食べるよりはるかに楽だろう?」

『…確かにそうだけど……』

「さあ、そうと決まったからには大声で叫ぶんだ!」


 スクナビコナに促がされてチュルヒコは叫び始める。


『…あ、…あー……』


 チュルヒコは必死に大声を出そうとする。しかしもはや疲労困ぱいのせいもあり、思うように声が出ない。


「ダメだ!そんなんじゃ全然ダメだ!」


 スクナビコナは大きな声を出せないチュルヒコにダメ出しする。


「もっと口を大きく開けろ!腹の底から声を出せ!」


 スクナビコナはチュルヒコに気合いを入れる。


『…あ、あーっ……!』


 スクナビコナに煽られたチュルヒコはさらに大きく口を開けて、なんとかより大きな声を出そうとする。


「もっとだ、チュルヒコ!そんなんじゃ元の姿に戻れないぞ!」


 スクナビコナはさらにチュルヒコを叱咤する。


『…あーっ!』


 チュルヒコは目いっぱい大きく口を開け、今出せる限界まで声を絞り出す。

 そのときである。


「許せよ、チュルヒコ!全てはお前のためだ!」


 そう言うやいなや、スクナビコナは両手に持っていたナスの実をチュルヒコの口の中に無理やり押し込む、


『…ガ、…フガガガガガ……!』


 ナスの実をのどの奥まで押し込まれたチュルヒコは息ができなくなり、苦しそうにうなる。

 それでもなんとかナスの実を丸呑みにしたチュルヒコは少しの間苦しそうにするが、その後に体に劇的な変化が起きる。


「おい、チュルヒコ!お前、元に戻ってるぞ!」

『…え……』


 スクナビコナに指摘されて、チュルヒコは状況を確認してみる。

 確かに少し前より馬小屋の中にある全ての物が小さく見えるし、何よりずっと見下ろしていたスクナビコナへの視点が、今はほぼ同じ高さに変わっている。


『…僕は、…僕は元のネズミに戻ったんだ……!』


 チュルヒコはスクナビコナのほうを見ながら言う。その両目からは次々としずくが流れ落ちる。


「ああ、そうだ!」

『…しかもケガした場所まで完全に治ってる!お尻も背中も全然痛くないよ!』

「本当だ、よかったな!」


 チュルヒコもスクナビコナもナスの実の持つ不思議な力に驚く。


『…これって夢じゃないよね……!』

「ああ、夢なんかじゃないぞ!」


 スクナビコナとチュルヒコは互いをしっかりと見つめ合う。


『スクナ!』

「チュルヒコ!」


 そして一人と一匹は近寄り、しっかりと抱き合う。


『僕は本当に元に戻ったんっだね!』

「ああ!」

『もう二度と無理やり働かされたりしないよね!』

「もちろんだ!」


 スクナビコナとチュルヒコは手に手を取り、〝再会〟を喜び合う。


「…いつまでも喜びに浸っていたいところだが……」


 しばらくすると、冷静さを取り戻したスクナビコナがチュルヒコに言う。


『…スクナ、何……?』

「そろそろここから逃げ出したほうがいい。あんまり長居してると、あいつらに見つかるかもしれないからな……」

『…そうだね……』

「よし、脱出と行こう!」

『ちょっと、待って!』


 突然、何者かがスクナビコナとチュルヒコの〝脱出〟に待ったをかける。


「…ん……?」

『…何……?』


 一人と一匹はすぐに声がしたほうを見る。

 その視線の先には、じっとスクナビコナとチュルヒコの様子を見つめている四頭の馬たちが。馬たちの中にはぐったりとしているものはおらず、皆四本足でしっかりと立っている。


『あなたたちがずいぶんと興奮していたみたいだったから、僕たちもすっかり目が覚めたよ』

「…そうだったのか……」

『チュルヒコはついさっきまで馬だったのに、不思議なナスの実を食べたら元の姿に戻ったよね?』

「ああ、そのナスの実はある場所に行ったら取れるものなんだ」

『…そうなのか……』

『ああ!でも私たちはここから出られないから、ナスの実を取りにいくことができないわ!』

『ヒヒーン!僕もチュルヒコみたいにここから抜け出すことができたら!』

『なんでこんなことになっちゃったんだろう!』

『僕たちはみんなこのままここで死んじゃうのかな!』



 馬たちはその両目から涙を流しながら、自分たちの身の不幸を口々に嘆く。


『…ねえ、スクナ……』


 唐突に、チュルヒコがスクナビコナに話しかける。


「…チュルヒコ、なんだ?」

『僕はここにいるみんなと一晩いっしょに過ごして、お互いの身の上についても話をしたからわかるんだけど……』

「…ここにいる馬たちには何か秘密があるのか?」

『うん、みんな僕と同じように団子を食べて馬に姿を変えられちゃったんだ』

「何っ!」


 チュルヒコの言葉を聞いて、スクナビコナは顔色を変える。


『どうもここの人たちはこの辺りに迷い込んだ者たちに団子を食べさせて、馬に姿を変えさせてたみたいなんだ!』

「つまりこの馬たちはチュルヒコと同じ目に会ったって訳だな」

『うん。しかも馬たちはみんな無理やり働かされたり、どこか別の場所に売り飛ばされたりしてたみたいなんだ。中には休みなく働かされて死んじゃった馬までいたらしいんだよ!』

「なんだって!…そこまで酷いことをしていたのか……」


 スクナビコナはここの予想以上に凄まじい実態に戦りつする。


『そうなんだ。今いる僕以外の四頭の馬たちもみんなもともとはふもとの村に住んでいた人間の子供たちだったみたいだ。それがここに迷い込んで、おばあさんに騙されて、団子を食べてしまったがためにこんなことに……』

「…そうか、そういうことか……」


 こんな人里離れた山奥に迷い込んだものたちを馬に変えて、奴隷のように扱う犯罪者集団がいる。

 その衝撃的な事実にスクナビコナは改めて驚愕する。


『…ねえ、スクナ……』


 チュルヒコは今までに見せたこともないような決意に満ちた目つきでスクナビコナのほうを見ながら言う。


『僕、絶対にここにいるみんなを助け出したいんだ!』


 チュルヒコは強い口調でスクナビコナに主張する。


『みんなは僕がここに来る前から毎日無理やり働かされてるんだ。こんなことが今後も続いたらみんな絶対に死んじゃうよ!』


 チュルヒコはスクナビコナに対して強い調子で訴える。


『僕にはもうこの状況を無視することはできないんだ!僕自身短い間だったけど働かされたから。そして何よりこの実態を知ってしまったから……!』

「…フッフッフッ……」


 チュルヒコが話を終えると、なぜかスクナビコナは笑い出す。


『…スクナ、何がおかしいの……?』


 唐突にスクナビコナが発した〝笑い〟をチュルヒコは不審がる。


「…フフフッ、いやいや、チュルヒコ。別に僕はお前の考えをバカにしてるわけじゃあないぞ。もちろん反対しているわけでもない……」

『…じゃあ、なんで笑ったんだよ……?』


 チュルヒコはスクナビコナの〝笑い〟の謎が解けず、怪訝そうに尋ねる。


「…ハッハッハッ、僕は嬉しいのさ!」

『嬉しい?』

「そうさ!お前がこの世界にやってきたばかりのときは高天原に帰りたがっているだけの軟弱なヘタレ野郎だった。それが今じゃ自分から進んで人助けをしようとしている。それが僕としては嬉しくてしょうがないんだよ!」

『そうだったのか!』


 チュルヒコはスクナビコナの〝笑い〟の真意を知って大いに喜ぶ。


「ああ!もちろん僕はお前の考えに大賛成だぞ!」

『やってくれるの!』

「おう!ここにいるみんなをまとめて助けるぞ!」


 スクナビコナは胸を張りながら、高らかに宣言する。


『やったー!』


 チュルヒコはスクナビコナの〝宣言〟を聞いて大喜びする。


「…よし、…おい、ちょっとみんな聞いてくれ!」


 スクナビコナはいまだに自分の身の不幸を嘆いている馬たちに声をかける。


「これから僕たちはいったんここを脱出する。でも―」


 馬たちは下を向いて嘆くのを止め、スクナビコナのほうを注目する。


「全員を助けるために必ずここに戻って来るから、それを信じて待っててくれ!」

『やったー!』

『本当に!』

『信じていいんだね!』

『ヒヒーン!』


 スクナビコナの言葉を聞いて、馬たちは歓声を上げる。


『うん、絶対にもう一度ここに戻ってくる!約束だ!』


 スクナビコナに続いてチュルヒコも力強く言う。


『うん!』

『信じて待つわ!』

『絶対だよ!』

『よーし、希望が出てきたぞ!』


 馬たちは先ほどまで流していた悲しみの涙を嬉し涙に変えながら感激する。


「…よし、じゃあひとまずここから抜け出すぞ!」

『すぐに戻ってくるからね!』


 スクナビコナとチュルヒコは馬たちに別れを告げると、出口の扉を開けて馬小屋から立ち去るのだった。

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