第13話 行動5
室長
「造り出された我々の祖先はエルドアの民に反乱を起こした。生物兵器をまとめあげ反乱を起こした当時のベラノス王。そしてミルダに続きエルドアをも滅ぼし、その地に自分達の国を築いた。それが魔導帝国エルダーレの始まりだ。」
室長
「我々の祖先達はいつしか自分達の真実を隠した。そして自分達で歴史を作り上げた。我々はこの世界にあるべくして生まれた存在ではなく、ただ人の手によって造り出された物でしかない。それがこの国がひた隠しにしている事実だ。」
フラー
「俺は、俺達は人でもなんでもなくただの生物兵器だったってのかよ!」
室長
「そういう事だ。君たちはそれを知ってどうする。この事を皆に公表でもするのかね。」
室長
「エルダーレを担う若者よ。自分達の未来は自分達で掴むがいい。この事実を公表してこの国が混乱の最中にあっても、それは君たちが選んだ選択、未来なのだ。」
室長
「君達には知る権利があると言った。ならば知った事実をどうするか、というのも君たちの手に委ねられているのかもしれんな。」
室長
「ここまで来てしまった。そして歴史の事実に触れてしまった。君達は選択しなくてはならない。この最後の虚構の存続か、変革かを・・。」
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