第12話 行動4

室長

「魔導帝国エルダーレは500年前にベラノス王が建国した。だがその時世界は戦乱の真っ最中であったのだ。」


室長

「エルゴン神を神と崇める宗国、エルドア。そして武力を元に急速に領土を拡大しようとするミルダ国。その二つの国の戦乱の最中にあった。」


室長

「長きに渡る戦乱の日々、エルドアとミルダの戦いは泥沼化の様相を見せた。」


室長

「エルドアは長きに渡るミルダの侵攻に対し、歳月をかけて研究していた兵器の投入を試みる。」


室長

「その兵器によって、戦況は好転した。ミルダの侵攻を破り、とうとうミルダを打ち破る事に成功した。」


室長

「しかしその新たに投入した兵器の力は強大で、エルドアの民では制御する事が不能になった。」


室長

「新たに投入した兵器はエルドアの民の制御を破り、反乱を起こす。」


フラー

「兵器が反乱を起こすってどんな兵器なんだよ?」


室長

「その兵器は生物を改造して作られた生物兵器だった。交配を重ね生物兵器自身が繁殖し、生物兵器の数を増しエルドアの軍事力は増えていくはずだった。」


室長

「数を増した生物兵器達は魔法の力を使いミルダを滅ぼした。」


フラー

「魔法、ってまさか!」


室長

「そうだ、その時に造られた生物兵器。それが私達だ。」

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