第2話 演壇2

民衆1

「はっ、殺すつもりじゃ・・。」


衛兵が駆け付ける。


衛兵

「キサマー殺害の現行犯で捕縛する!抵抗するなら容赦はせんぞ!」


民衆1

「ま、待ってくれ!そんなつもりじゃ。う、うわあー!」


男は後ずさりし、その場から離れようとした。


衛兵

「逃がすか!ヒートランス!」


衛兵の放ったヒートランスによって、男は貫かれた。


民衆1

「ぎゃあっ」


胸を貫通し、焼かれた男は息絶えた。


路地は一時騒然とした。


民衆

「また人が死んだよ・・。」


民衆

「おいおい、またかよ。また人が死んだらしいぞ。」


民衆

「最近物騒だな。勘弁してもらいたいぜ。」


騒然とする路地にリルダもいた。


男達が争い、死んでいく様子を傍らで見ていた。


リルダ

「人が簡単に死んでいく・・なぜ私達にはこんな力があるの・・おかしいじゃない、こんなの変だわ。私達にはみな魔法の力が備わっている、一体なんのためにこの力は存在しているの・・」

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