12.ご褒美……。一緒にお風呂……入る?
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あとは完成した小説が公開されるのを待つだけだね。
お疲れさま。
今日はもう羽を伸ばしてね。
お風呂も入れてあるから、ゆっくり浸かってね。
どうしたの?
もっと褒めてほしいの?
えらい。
頑張った。
すごいよ。
それだけじゃ足りないの?
よっ、日本一!
あんたが大将!
ちょっと違うって?
ええ?
ご褒美が欲しいの?
そうだねぇ。
頑張ったもんね。
んー。
でも、ご褒美かぁ……。
そうだ。
一緒にお風呂……入る?
なーんて、冗談だよ!
本気にした?
もう、エッチなんだから。
ええ?
本気なの?
本当に一緒にお風呂に入ってほしいの?
そんなに一生懸命頼まなくても……。
うーん。
しょうがないなぁ。
あなたにそこまでされたら、断れないよ。
だって、あなたのこと大好きなんだもん。
一緒のお風呂、私も嫌じゃないから……。
うん。
それじゃ、お風呂入りますか。
……。
なはは。
どうしようか?
そうだね。
それじゃ先に入ってて。
私は準備があるからね。
◇◆◇
湯加減、どうですか?
私も入るけど、その前にお願い。
目をつむっていて。
だって、恥ずかしいし。
目をつむった?
いい?
入るよ。
……よし。
ちゃんと目をつむってるね。
はい。
準備おっけー。
なにこれって、目隠しです。
取っちゃダメだからね。
取ったら絶交ですからね。
はい、それでは湯船の横を空けてください。
はぁー。
温かいね。
んー?
何も見えないって?
そりゃ、隣に完璧美少女のハダカがあるんだもん。
見えたらダメでしょ?
充分に温まったら、体も洗ってあげるね。
まずは十まで数えよっか。
いーち。
にー。
さーん。
しー。
ごー。
ろく。
しーち。
はーち。
きゅー。
じゅう!
さ、立って。
体、洗ってあげる。
気をつけてね。
あっ。
見えてしまった……。
う、ううん!
なんでもないよ!
さあ、ここに座って。
頭から洗ってあげますね。
ごしごし。
痒いところはないかな?
やさしく、やさしく。
頭皮をマッサージみたいにしてあげる。
もみもみ。
気持ちいい?
力を抜いてね。
もみもみ。
リラックスできた?
お湯で流すね。
目隠しを取るけど、目はつむっていてね。
ざばー。
そうそう。
目を開けないでね。
もう一回いくね。
ざばー。
よし。
顔を拭いてあげるね。
ふきふき。
はい、また目隠しをつけたよ。
次は体だね。
ボディソープをたっぷり垂らすよ。
ぬるぬる。
ふふ、くすぐったい?
背中、広いね。
ぬるぬる。
私の手の何倍あるんだろね?
次は腕を洗います。
あっ、触っちゃった?
いいよ、ちょっとだから気にしないで。
これだけ近いんだもん。
しょうがないよ。
ぬるぬる。
はい、反対の腕も。
ぬるぬる。
さて、次は体の前にいきますか。
でも、どうしよう?
私が背中から手をまわす?
それともあなたがこっちを向く?
背中から手をまわすと、さっきよりも近くなっちゃうね。
絶対に触っちゃうね……。
でもま、いいか。
それじゃ……。
え!?
前はいいの?
自分でやるの?
そっか。
そうだね。
それならお願いします。
ふふふ。
できたら、教えてね。
お湯かけるから。
はい。
お湯かけますよー。
ざばー。
もう一度いきます。
ざばー。
よし。
もう一度湯船に入ろうか。
こっちだよ。
はい、横空けてね。
ふー。
気持ちいい。
いい温度だね。
ゆっくり温まってね。
一緒にお風呂もいいもんだね。
何も見えないけど?
そうだね。
また一緒に?
うーん。
どうしようかな?
今回は特別かも。
あなたの頑張りに対してのご褒美だし?
いつも一緒にお風呂に入ってたら、ありがたみが無くなりませんか?
そんなことない?
そうかなー。
あ、そろそろ出ようか?
先に出ててね。
目隠しは、出るまで取っちゃダメだよ。
うん、そう。
約束守れてえらかったね。
◇◆◇
……脱衣所の外まで出ていったかな?
私もそろそろ出ようかな。
それにしても……。
念のため水着だったんだけど、目隠し、取らなかったな……。
次は信用してあげてもいいかな……?
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