W〜敵か味方かそして・・・〜

渡邉 一代

第1話 僕、拓実のこと

 朝目覚めて身支度を整え、コーヒーを飲みながら朝食を準備する。パン、フルーツヨーグルト、サラダ、目玉焼き、そして二杯目のコーヒー。それが朝のルーティンだ。洗い物をして英字新聞をチェックし、そして家を出て電車で仕事に向かう。電車の中ではオンラインニュースを携帯で見ている。そうするとあっという間に最寄りの駅に到着し、そこから徒歩十分程で会社に到着する。

 

 僕の勤める会社はIT企業である。依頼主の会社がスムーズに会社運営していく為に、パソコンのシステム構築などを行なうのである。

 

 この会社では、自身のパソコンを立ち上げパスワードを入れるとそのまま出勤確認ができるようになっている。僕、東浦拓実の出勤確認をされると、抱えている案件が表示されるようになるのだ。


 僕は父の影響が強かったのか、小さい頃からパソコンに触れる機会が多かった。父も今の僕と同じような仕事をしていたように思う。そして基礎的なことから父に教えてもらったので、中学を卒業する頃には自分の道が決まっていた。


 自身の机で仕事をしていると、上司の木下さんが付箋に書いたメモを持ってきた。これは音を発てて気が散らない為の配慮だが、この木下さん字が雑で読みにくい。入社した頃はいちいち聞き返していたが、五年も経つと慣れるものだ。メモの内容は、明日十五時ミーティング 第三 資料B と書かれている。何故メールではなく手書きなのかだが、案件に集中していると、メールのチェックが後回しになる為、この方法をとっているらしい。


 十時半に来客のアポイントがあり、応接ルーム五にお通ししてる旨の連絡があり、完成したシステム導入についての打ち合わせを行う。まぁ大体一時間ちょっとで終わるのだが、その後今日の打ち合わせ内容をスケジュール報告に入力することになっている。スケジュール報告に入力することによって売上予約状況になるので、完了報告をまた入れると、自動的に請求書が作られる。ただ、途中変更がある場合があるので、締めの日に確認後、翌月十日に一度に請求書が相手先に送信される。


 ランチは社内に食堂があり、栄養士によってカロリーや栄養素等を計算され作られている為、健康的ということで人気が高い。また朝にはカフェもオープンしている為、ここで済ませる人もいる。今日のランチは鯖の味噌煮、ほうれん草の胡麻和え、味噌汁、煮物、ご飯に梅干しがついてきた。まぁ、梅干しを選んだが正しいかな。テーブルは一人一人仕切られている、そして黙食。誰もが集中して疲れているので、食後は各々の机に戻り休憩時間いっぱいまで眠っていたりする。


 午後からもパソコンに向かい、抱えている案件の中で納期の早いものから進めていく。といっても、一日に何件もできるわけではない。その期日まで間に合うように進めていく。仕事中、時折甘い物が配られる。それは片手で食べれるようなものだ。自身も引き出しにいくつか入れている。別に甘い物が好きだから食べるのではなく、頭を使うので欲しくなるのだ。コーヒーもブラックを好んで飲んでいるくらいなので、甘党でもない。


 仕事が終わるのは早くて八時くらい、遅くて十時くらいだろうか。なので帰る時間に飲食店が閉まっていることはザラにある。今日は早い時間帯に終われそうだ。


 僕は幼少期に父の仕事の都合で海外に住んでいたことがある。幼稚園に通うような年齢から小学校五年くらいまでだ。だから英語はネイティヴに話せる。日本語については、父に教わった。家にいる時に日本語を話したり、日本の学校で習う漢字ドリルを父と一緒に勉強した。日本に帰ってきてからは、英語を忘れない為に、自宅での会話は英語だった。まぁ今は普通にどこでも日本語を話している。


 家に帰り家の鍵を開けても、迎えるものはいない。一人暮らしをしているのであたりまえだが、ペットもいないので、自由きままに過ごす。帰ると先に風呂に入る。遅い時はシャワーだけになるが、早い時は湯に浸かるようにしている。お風呂の後洗濯機をまわし、食後に洗面所スペースの室内乾燥スペースに干している。食事はなるべく自炊をしている。今日はアサリがあるので、ボンゴレビアンコを作る予定だ。それと生ハムとチーズとトマトがあるので、それも交互に皿に乗せた。酒は飲まない。飲めないわけではないし、弱いわけでもない。ただ家にいる時は飲まないってだけだ。理由はない。


 その後はアレクサでリラックスする音楽を聴きながら、少しぼうっとする時間を過ごして、ベッドに入る。大体いつもこんな生活をしている。そして翌日も朝のルーティンから始まる。


 僕が友人と呼べる人間は、海外に多くいる。日本ではほんの数人程度といえるだろう。たまに時間がある時は会ったりするが、それも二ヶ月に一度あるかないかだ。

久々にその友人から連絡がきて週末会おうと言うことになった。


 翌日は昼からミーティングがあるので、それまでは通常業務だ。すると友人からA 07 15 5と連絡が入った。僕はそれを見て大学の頃に俺たちの間でやってた暗号ゲームを思い出した。その友人達の一人がやり出したもので、俺たちが一つの会社の社員で誰にも気づかれずに、伝言を伝えるってもので、例えばAは会長、07は外や外食先等、15は接触する、5は注意しろとなる。取り敢えずそのメッセージを受け取り、G 3 『拓実 了解』と返信した。


 十五時になり、ミーティングが始まった。新しい企業からの依頼で、担当リーダーであったり、システム担当だったり、窓口を誰にするか、会社資料等確認していく。そんな難しいことではない。ただ、今回はこのことが、これから始まることのプロローグになることを知る由もない。


 ミーティングが終わり、自身の机に戻った。何故だ?今回僕が何故窓口になるんだ?通常窓口って営業のやつだろ?納得がいかない。なので上司の木下さんに聞きに行った、何故なのかと。そうすると、上からの命令らしい。意味がわからない。ただ自身も案件抱えてるのに窓口になって対応する時間なんてないこと告げると、それでも命令だからと告げられた。


 翌日早速相手企業から接触があった。今すぐ相手先企業にこいと言う。今日は予定が詰まってしまっていたので、後日でアポイントとらせて頂きたい旨を伝えた。するとその後木下さんから呼び出しがあった。相手企業からのアポイント断ったのかと言われたので、一方的にこちらの都合も考えずに今すぐこいと言われましたので、今日は予定が詰まっていますので、後日でアポイントをとらせて頂きたい旨を伝えましたが、それが何かと答えると、上がお怒りだとのこと。理不尽ですよね、だったら営業の方に変えてください。そして僕は自分の席に戻り、自分の業務を再開した。その後どうなったのかは知らない。


 そして週末になり、友人に久しぶりに会った。友人が店を予約してくれていたのでその場所まで行くと、彼はもう来ていた。値段が高そうな個室の部屋で隣の部屋とも離れているような場所に、僕は通された。友人との再開を懐かしむ暇もなく、友人から近況を聞かれた。前もって暗号で連絡がきていたので、関連があるかはわからないが、会社で今起きていることを話した。そうすると、友人が、上司の名前木下っていったか?もしかして木下雄司か?確かそうだったはずだが何で知ってるんだと返した。そうすると、木下さんは友人の勤める会社の会長と繋がりがある男だとのこと。あと、例の企業も会長の犬のようなのが社長だとのこと。でも何で狙われるんだ?理由がわからん。それを言うと、会社の内情を教えてくれ、恐らくお前を手元に置く為だろうとのこと。手元に置いてどうするんだよ。そんな話をしていると、ある人物から電話が入ったので、友人に指示されハンズフリーで電話に出た。


 東浦様のお電話でしょうか?私…と相手の要件を聞くと今からお会いしたいとのこと。横で友人がC 15 とメモを書いて見せた。僕は怪訝な顔をした。取り敢えず、その電話の相手に場所と時間を確認し電話を切った。そして友人に、会長秘書に接触しろって?正気か?友人は頷き、録音するように言われた。


 僕は訳がわからなかった。接触した相手側は父と関係があったが、あちら側と父との関係が切れてからは、今まで何もなかったのに、今になって父じゃなく僕に何の用なんだ。そして友人も接触しろって、僕を巻き込んでくれるなよ。めんどくせぇ。


 その後友人と時間までは今からの動きについて話し、お互い表と裏から店を出た。僕は会う前に知り合いのBARで一杯ひっかけてから向かった。時間までのアリバイの為だ。そして指定された店に向かった。


 店に到着すると、後ろから声を掛けられた。相手も今到着したらしい。そして店内に入ると、そいつはこう言った。『我が社へきませんか。』と。何故ですかと聞くと、パソコンのシステムを管理する者が退職することになり、その詳しい方に後を据えたいのですが、社内では皆無な状態なので、あなたの腕を見込んでとのこと。そんな見え透いたことと僕は思った。それで言ってやった。それで今起きてるのも貴方がたの仕業ですかと。一瞬ビクッとしたみたいだが、平然とバレましたかと。そして別にここで働けなくても構わないが、そんなことされていい返事ができるとでも?と僕は言った。そうすると、そいつはあせったのか、目的を話しやがった。なので、条件を聞いてしばらく考えさせてくれと言って別れた。


 僕は自宅に戻り、友人に連絡を入れる前にある人物に連絡を入れた。そしてそちらからも調べてもらうよう頼んだ。その後友人に今日の内容をメールした。


 翌日会社に行くと、上司の木下が接触してきた。あの企業との件だがと言ったところで、部長から上司に呼び出しがきたので、僕はいつも通りの仕事についていた。しばらくして、上司の木下が真っ青な顔をして戻ってきた。するとまた僕のところにきた。お前部長に何を言ったと言われたが、僕は何のことだとぽかんとしていた。

すると、俺はクビになるようだと木下さんは言っていた。僕は驚きながら、何故ですか?って聞いていた。そんなこと僕がきいても仕方ないのに。でもそれ以上は木下さんも、ショックを受けている様子で、自身の席に戻っていった。まあでも、誰が手を回したかは察しはつくが、それは言う必要もないので黙っていた。


 その後はいつも通りの日常が戻ってくると思っていた。なので例の件も断る方向で話を進めようと思っていたのだが、それはある人物からの電話でそうもいかなくなってきた。ただまだ動くなと言うことだったので、そのままいつも通りの生活をしていた。


 木下さんが会社を去ってからは、あちらからの接触はなかった。あの時木下さんは、上司が絡んでる案件のように装っていたが、単独行動だったようだ。木下さんが結局失敗したので諦めたんだろうか、まぁそうであればいいのだが、巻き込まれるのは嫌なので、自ら首を突っ込むのは避けていた。


 友人からも今のところは連絡がない。あのメールを上手く活用しているのであればそれでいいし、まぁあいつのことだから、上手くやるだろうと思った。


 それから二ヶ月程経った時、急に動きが出てきた。友人から12 9 というメッセージが入った。そして会うことになったのだが、正直僕部外者ですがと言う気持ちが強い。ただ、緊急ヘルプとあったので会ったのだが、友人からの話を聞くと手伝うのは構わないが、会社を辞めてまでそっちに入り込むのは気が進まないと答えた。ってことは、あっちからもまた接触あるわけかぁと肩を落とした。


 家に帰ってまたあの人に連絡を入れた。二ヶ月も動きがなかったのに、何故また動きだしたのかもわからないし、まだあっちからは接触ないけど、これ関わらないといけないのかと疑問だった。僕にとっては他所様の会社で、トップと関わりがあったとしても、会ったこともないわけで、誰が跡を継ごうが知ったこっちゃないんだよなぁ。あの人からは現状を再度確認した上で、そろそろ動いてもらうと思うから、仕事を整理していってくれと言われた。ただもう今日は、何も考えたくなかったので、アレクサに音楽をかけてもらって癒されてから、ベッドに入った。


 翌日は、あまり食欲もなかったが、最低限パンとコーヒーはと思い食べていた。取り敢えず今日は抱えてる案件で、まだ手付かずのものは部長に割り振ってもらうようにした。今やっているものはもう少しで仕上がるものと、あと数日かかるが他に任せられないものがあるので、それはそのまま引き受けた。


 昼休憩に入り食堂に行くと、部長から休憩終わったら僕のところに来てくれと言われた。まぁ、また手が回ったんだろうと思いつつ、今日のランチに舌鼓を打った。和風ハンバーグに温野菜を添えた物。胡瓜の酢の物、味噌汁、ゼリー寄せかな。ここのランチあとどれくらい食べられるんだろうかとしみじみと考えなくはないが、考えても仕方ないことなので、自分の中でスルーしておいた。


 休憩も終わったので、部長の元へ行くと応接ルーム五に入るよう指示された。僕が先に入りその後遅れて部長が入ってきた。そして部長より、あの人から経緯は聞いてるが、俺としては手放したくはない。なので全てが片付いたら連絡くれないか、是非戻ってきてほしいと言われ、僕も願ったり叶ったりなので、二つ返事で頷いた。それと、退職手続きについてはあの人からは今月二十日付と聞いているが間違いないかと言われたので、実はいつまでって僕聞いてないんですよってぶっちゃけた。勝手にことが進んでいってるので、僕も困惑してるんです。でも、それで進めてください。僕の意見は通らなさそうなのでと言うと、お前も大変だなぁと苦笑いされた。この部長は入社した時から僕に目をかけてくれている人で、人としても信頼ができるので、これまでもたまに相談にのってもらっていた。あの人の知り合いであることには驚いたが、まぁ、同じ業界にいるとそう言うこともあるだろうとは思っていた。


 自身の机に戻り、残っている仕事を進めていった。二十日までに今抱えてるものを完成させ導入しなければならないので急がれた。一つはあと二日で完成し、その後導入になる。今はシステムが上手く稼働するかのチェックの段階なのでこれはあと一息といったところだ。あともう一つは、完成まで下手するとギリギリ導入できるくらいかもしれない。


 家に帰るとあの人から連絡がきた。…I was little surprised,but it's okay.…そしてしばらくこれからの動きについて会話し電話を切った。いよいよ動くのか。ただまだあちらからの接触がないのが不気味ではある。あの人によると必ず接触してくるとは言ってるけれど、このまま退職期日までに連絡があるのだろうかと不安を感じていた。


 やっと一つのシステム導入が終わって、もう一つの方に取り掛かり大詰めを迎えていた時、その時は突然訪れた。仕事が終わり駅に向かっていた時、後ろからこの前の人物が接触してきた。そして、車に乗せられある人物のもとに向かった。郊外にあるお屋敷まで一時間程、そして車ごと敷地内に入っていった。


 屋敷に通されると、鞄を入口で預け、その人物が待つ部屋へ案内された。そして、君が拓実君か。わしのことはわかるな、何故呼ばれたかも。僕は返事して次の言葉を待つ。我が社の跡継ぎ候補として、情報システム部に入れとのこと。ただ僕はただ入るだけじゃ面白くないのである条件を出してやった。それはある程度の権限を僕に持たせることだ。候補者としてふさわしいか見るのであれば、権限を持った方が実力が発揮できるのではないかと提案した。すると、その人物はいいだろう。その条件を満たす役職を用意しようと言ってきた。ただし、今月中に変われるようにすればの話だと笑っていたので、では三十一日でどうだと返した。そうしたらいや二十一日だ、こちらの締め日に合わせろと言ってきた。なのでわかったと返して屋敷を後にした。


 家に戻ると、鞄から資料を出したあと鞄をある前に置いた。そして、ある人物へ接触あり二十一日入社とメールした。あと鞄に盗聴機しかけられている可能性あるがどうすると送ると、取り敢えずそのまま知らぬふりしろとのこと。


 友人には連絡しなかった。前もって知っていると、態度に出る場合があるので、敢えて入社のことは伏せておいた。


 職場ではあと二日で退職という時に、やっと取り掛かっていたシステムを依頼主の企業に導入するに至った。今のところ問題なく稼働している為、部長へ報告した。そして、全ての業務を終了したことも伝えた。部長は敢えて送別会はしない、戻ってくるだろうからと言われた。けれど、俺と飲みに行くぞとその日は部長の行きつけの店に連れて行かれた。

 

 お互いビールを飲みながら、会社に入ってこれまでのことを話した。何か困ったことあれば、遠慮なく俺に相談しろ。ただ女性は紹介できないぞ、嫁さん以外に親しい人がいないからなと、笑いながら言っていた。部長には鞄に盗聴機あるかもしれないことは伝えていたので、余計なことは言わずにいてくれた。ただ楽しく酒が飲めたのはよかったと思っている。その後もう一件行きつけのBARに行った。ここは何を話しても、盗聴妨害がでてるので安心だった。そして、向こうの会社のシステムが複雑な場合の協力を依頼しておいた。そして部長からも、これを見ておけと資料を渡された。手土産だと。中身を見ると驚いた、それは入社予定の会社のシステムだった。お前からそういう話は前もってあるだろうと思って用意しておいたと言われた。この資料実は木下が持っていて忘れて行ったとのことだった。ただ、罠だったりしないんですかと言ってみたが、俺にもツテがあるから確認済みだとのことだった。ただ、そのシステムには穴があるからそこをつけと言われた。それを見て、早く終わりそうだなぁと考えていたが、部長は、システムは簡単でも人が相手だから気をつけろと釘を刺された。その後は部長をタクシーに乗せお宅まで送り、僕もそのままタクシーで帰った。


 そしてとうとう退職の日を迎えた。同じシステム開発の人たちは、僕が突然退職するので驚いていたが、ただまたお世話になるかもしれませんので、敢えて別れの言葉は言いません、ただ、僕のことは他言無用でお願いしますと伝えた。そうするとお察しで了解と返された。そして机を片付けて、人事で書類を受取り、最後部長に声をかけ、会社を後にした。


 翌日からは別の会社に出社する。しかもIT企業ではない。これから自ら難題に関わっていかなければならないのだ。はっきり言ってめんどくさいが、巻き込まれたからには大いに暴れてやろうではないかと意気込んではみる。ただ僕はさっさと終わらせて元いた場所に帰ってきたいというのが本音である。


 帰宅後、一通り明日持参する物をあらかじめ鞄に入れ、あとはいつも通り風呂と洗濯を済ませ、食事を作って食べ、後片付けをしてからはアレクサで音楽を聴きながら過ごした。そして今日は早めにベッドに入った。

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