ヒデサトさん黄疸で入院 前編
先代ヒデサトさんは20歳と半年生きたご長寿猫さんでした。
あまり病気もせず元気な子でした。
時々お腹がゆるくなることがあるくらいで
その時は「ゲーリー・ヒデサト」と呼んでました。ぷぷぷ~
そして、うちにいる子達には「しんどい時は大げさに!」とお願いしております。
どうしても犬猫の皆さんは弱みを見せたくないのか
やせ我慢してしまうのか、辛いとか痛いことを積極的に訴えないんですよね…。
ヒデサトさんにも常に辛い時は大げさにアピールしてね!とお願いしておりました。
そんなある日のことです、ヒデサトさんがベッドの端っこから動かない。
ちょっと眠いとか、たまたま動かないだけかと思って観察していたんですが
動かない…。いつまで経っても動かない…。食べに来ない…。
見た感じでは怪我してる様子もなく、いつもと同じ。
でも、動かない…。お・か・し・い!
不安になって獣医さんへ。
色々な検査の結果は…
『黄疸』
黄疸という病気については体が黄色くなるので分かるらしいのですが
見た目に黄色いところはなく…。白目が黄色くなると聞いたので
じっくり見ても白目は白いけど黄疸…そして入院。
それだけでもショックなのに、さらに追い打ちをかけるように
黄疸が単独で発症していない場合の本当の病名の可能性として
猫伝染性腹膜炎(FIP)
猫白血病ウイルス(FeLV)
猫後天性免疫不全症候群(FIV)
この3つの病気の可能性もあると告げられました。
どれも不治の病…。当時はワクチンすらなかった病気もあり
聞いた途端に立ち眩みがして力抜けて倒れそうになりました。
ドラマのワンシーンで見たことがありますが、あれって絶対大袈裟!
と思っていましたが、自分がそんなリアクションしていることに驚き、
本当にショックでした。
ヒデサトさんが黄疸。黄疸…。
病気によっては長くないかも?
頭の中で悪い妄想がぐるぐるするばかりで思考回路は完全停止。
とりあえずヒデサトさんには入院してもらい帰宅しました。
夜もベッタリ一緒に寝ていたヒデサトさんがいなくて、どんより…。
治らないかもしれない…と思うと泣けてくるし…。
でも、ただ単に黄疸だけなら治る可能性も高いはず!
と、祈るしかありませんでした。
そしてヒデサトさんの入院生活が始まったのです。
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