ヒデサトさん、宙づり事件

先代ヒデサトさん。

白猫でブルーアイ。のほほんとした子で聡い子なのですが

鈍い!とにかく鈍い!


コタツの上にすら上がれず

コタツ布団に張り付いていた仔猫時代。


ベッドの上にも上がれず、雑誌で専用階段を作ったことも…。


本当に猫?と疑われるほどの「にぶいちゃん」でした。


さて、それでもヒデサトさんは猫なのです!

カーテンがあれば飛びついて遊ぶのです。

飛びついたらら上ろうとするのです。


そんなある日のこと

普段聞かない様な鳴き声が聞こえたので焦ってその部屋に行くと


カーテンに飛びついたままヒデサトさん

身動き出来なくなって、カーテン宙づり状態!


よーく見るとカーテンのU字のフックに指が挟まってるんですよ。


片手でヒデサトさんを抱え、もう片方の手でカーテンを外し

床に置きました。


指が挟まったフックを上に抜き取ろうとするのですが

全然動かず。どうしたら良いのか分からないので

フックが付いたままのヒデサトさんを連れて獣医さんへ!


獣医さんは冷静に指に挟まったフックをみて…


「取ろうと思ってもとれないんです!」

という私の言葉をしり目に


フックを横に広げて簡単に指から外れました。


あっ… 縦方向でなくて横方向ね…

目から鱗でした。


そう…上にずらして取ろうとするから取れなくて

フックを横に広げたら簡単に取れたんですけど、

焦ってた私には考えもつかない方法でした。

(ただ単に私がおバカともいいますが…)


獣医さんによると、猫の指が骨折した場合

コルセットをつけることもないし、使うところなので

治りが悪いから骨折してなかったのは不幸中の幸いと言われました。


この事件のあと、しばらくはヒデサトさんも

獣医さんを嫌がることなく受診していました。


カーテン宙づりの恩を感じていたのかもしれないです。



※コルセット等は当時の情報で今は治療法も変わってるかもしれません。

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