きょだイ。

 いつものバス停にて――




「こってりラ~メンで有名な天下一品。深夜でもあのこってりが味わえる天一ラ~メン自販機?」


 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。




「場所は中野ブロ~ドウェイにある天一中野店の前。『二四時間こってり販売』と文字がはいった自販機。店舗営業中のときは店でも買えるか~……つまりお店で満足いくまで食べてから、帰りにもテイクアウトって事も可能なのね」


 月夜がそんなこってりラ~メン三昧の事を言っている隣では、




「いきたダイオ~イカがカイガンにヒョ~チャクっ!?」


 イブキが動物系の話題を集めたアプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。




「ダイジョブだったのかぁ~? ダイオ~イカってDQじゃフネをてにいれたあとにさいしょにくるシレンみたいなもんだけどぉ~……」


 低レベルのときに問答無用で全滅させられた時の事を思い出しながら、




「めっちゃつよいんだよねぇ~。そんなのがカイガイふきんでエンカウントしたら……」


 そんな事を言いながら続きを読み進める。




「すいて~3メ~トル! でかっ!!」


 イブキは縦と横に三メ~トルもある巨大イカをイメ~ジする。




「おもさは80キロ……あれ? そんなモン? 80トンのまちがいじゃなくって??」




「フクイけんないのスイゾクカンでテンジかぁ~……」




「んっ!? いがいとちっちゃいっ!?」


 最後に表示された画像を見て、そういうイブキだった。

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