余命100日の僕と宇宙人

@pyuregumi2

第1話 僕の余命宣言

僕の名前は、日向。高校二年生だ。僕は、生まれた時から心臓の病気がある。

元気に、明るい道を歩んでいけますようにという願いを込めてつけられた名前

なのに、生まれてからちゃんと運動できたことがない。だから、お前にはその

名前が似合わないって散々言われてきた。でも、もう言われることも無くなるんだな。そう思うと、涙が溢れてきた。



いつも通り、高校に出かけた。そして、いつも通り一人の友達と喋っていた。

しかし、2時間目の終わりに突然息ができなくなった。先生や友達が駆けつけた。

そして、僕は意識を失った。目を覚ました頃には、病院で横になっていた。

僕が目を覚ましたことに気づいた看護師が医者を呼んだ。医者はこう言った。

「あなたの命はあと100日です。助かる方法はないか探しましたが、見つかりませんでした。」

僕は、何かの悪質なドッキリかと思った。信じられなかった。ようやく、仲の良い友達ができて、学校が楽しくなってきたところなのに。

でも、これは現実だ。今まで何度も危機に陥ったが生き延びてきた。

だから、しょうがないのかもしれない。そう思い、「僕はわかりました。」

と告げ、家へ帰った。



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