第6話

 その願いの内容には女性は楽しげに、


「いいわ♪」

「その願いを叶えてあげる♪」


 女性と子供は魔方陣に歩き、女性は何やら唱えて魔方陣が光そのまま二人の姿は消えた。


子供が居なくなって数日がたったある日・・・・


 地下室の階段を下り、金髪のポッチャリとした男性は不思議な顔で後ろいた執事に訪ねた。


「おい、この地下室は何の為の物だ?」

「物置部屋ですよ」


  つまらなそうにポッチャリの男性は中を見て、机の上に『初心者の簡単なゴブリン召喚本』の本があったが、興味が無くすぐ階段の方に向いた。


「早く砂糖水が飲みたい」

「すぐにお部屋にお持ちします」


 金髪のポッチャリした男性は階級を上り執事がお辞儀をしてた。


※ ※ ※


  誰も居なくなった地下室に、黒い髪を結んだ銀色の仮面をつけた執事が現れ、その執事は机にあった『初心者の簡単なゴブリン召喚本』を持ち去って消えた。


 その数時間後に大国軍の総参謀長が率いる部隊が、この家の裏金ととある事件に関与した罪で後日、強制労働刑で財産と没収し、この家の一族も貴族から奴隷にされた。


 それから数日後に地下室のドアが開き、


「いったい・・・どこに居るのよ?」


 黒い軍服の赤いネクタイの12歳ぐらいで銀髪で左目は青色、右目は紫色の瞳の可愛らしい少女が辺りをキョロキョロとしてると、誰かが階段を降りる音が聞こえた。


「失礼します」

「どうしたの?」


 同じ軍服の男性が敬礼をして、少女は平然と聞いた。


「本部より、シオン少将閣下には王国方面にて指揮をするようにと」

「わかったわ。こちらの事は任せるから頼むわよ」

「了解です」


 淡々と男性はこたえ、少女はこの場を任せて地下室を後にした。


※ ※ ※


 女性に頼んだ子供の願いは ・・・


「それは、この家から僕のいた記憶を全て消してほしい。そうすれば、この家の人もっと少しでも笑っていられるから」

「辛く無いの忘れられる意味を」

「本人達が幸せならそっちの方がうれしいから…」


 子供の顔は笑顔だけども涙を流して女性は半切れで演技で怒ったのは、とて言えなかった。

「だから貴女が僕を連れてくのが対価なら家の人に手を出さない、貴女の手を汚さない事が、出来るなら僕の貴女に求める対価だから」

 

女性はこの子供の純粋さに心を射たれた今まで欲望のままに動く人間とは全く違い本当に自分のモノにしたくなった。

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