第6話
な、なんとか雪の暴走を止められた…
疲れたよ…
暫くは雪と紅葉を合わせちゃいけないな…
毎回これだと疲労がね…
ーーー
「師匠!斬れました!スライム斬れましたよ!」
「おお!よくやった!」
あれから次の日にはスライムを斬るとは…
まさか二日でスライム斬りを会得するとは思わなかったわ!
「あの…師匠、明日一日一緒に居ていいですか?」
「明日な!全然いいぞ!」
ーーー
そんでスライムを斬った報酬で俺は…
映画館に来ている
「なぁ、スライム斬ってまでここで映画を見たかったのか?」
「は、はい…」
そんなに貧乏なの…?
それともこの映画を布教したかったの…?
「そ、そうか…」
「…っ///」
ーーー
次はショッピングモールに連れて来られた
ようやくそれっぽい所来たな…
「それで?何が欲しいんだ?」
「あー、服とかアクセサリーとかですかね?」
「そうか…」
アクセサリーは割と際限なく高いからなぁ…
億行ってると少しキツいかもしれん
ーーー
ショッピングモールに来てから服はもう買い
今はアクセサリー屋を物色している
「うーん」
すげぇ悩んでるな
頼むから億はやめてくれよ…!
「あ!そうだ!あの…師匠!私に似合いそうなアクセサリー選んでくれませんか?」
「…え?」
うわぁ!
急に無理難題を押し付けて来るな!
「じ、じゃあこれとかどうかな?」
そこらへんにあったサファイアの指輪(38万円)をオススメしてみる
「…あ、ありがとうございます♡」
ど、どういう感情なんだ…?
いや、まぁ多分悪い感情ではないんだろうけどさぁ
ーーー
今日の〆は遊園地だった
…紅葉ちゃん疲れてるのかな?
「おばけ屋敷行きませんか?」
「いいぞ」
なんだ…?何が目的なんだ?もっと高額な所に連れていかされると思ってたんだが…?
ーーー
「もう遅いですね…もう少しで閉園時間ですから…その、観覧車、乗りません?」
「いいぞ」
今日の〆は観覧車か…
紅葉ちゃんどうしたんだろうな…
急に映画とか遊園地とかやっぱり一人だと行きづらかったりするんだろうか
…それで俺を連れ回してたのね
なんかようやく納得できたわ
ーーー
あれから普通に別れて帰る事になったんだが…
「やべぇ!忘れ物した!」
忘れ物したから別れた所まで走っている
強化された肉体ヤバいからな、走った方が速い
「…ん?」
別れた場所に戻って来たけどなんかおかしいぞ…
くぐもった…口を抑えられてる様な声が聞こえる
しかも強化された五感じゃ無いと感じられない位小さな声だ…これマズいのでは
どう考えても誘拐の現場とかだ…ろ!?
「雪華!?何でここに…ってか紅葉を離せ!」
脱げかけた服、泣きそうな顔、抑えられた口
ほぼ強○の現行犯じゃねーか!
流石にボコらせてもらうぞ!
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