カメラにはまるきっかけ

 カメラを初めて買ったときから特にカメラが好きだったわけではありませんでした。フィルムカメラは使ったことがなく、始めたのはデジカメからです。


 最初に買ったのはRICOHの「DC-3」という35万画素のデジカメです。

 ズームなし、内蔵メモリのみ、単三電池四本使うデジカメでした。なんと25年前ですって。中学生くらいのときに親に買ってもらった記憶があります。当時のPCはWindows95で、シリアルケーブルをカメラとつないで画像を取り込んでました。CPUはPentium 120Mhz、メモリ32MB、HDD640MBだったかな。PC-9821シリーズでした。


 しばらくしてカメラは使わなくなったんですが、次に購入したのはデジカメ福袋で買ったCASIOのEXILIM EX-S100という機種です。

 買ったのは社会人になってからでしょうか。特筆することはないですけど。


 しばらくしてカメラ開発の仕事に携わるようになりました。

 当初はそれほど興味はなかったんですが、開発機種にネオ一眼と呼ばれるごついコンパクトデジタルカメラに関わったのがきっかけでしょうか。一眼レフが欲しくなったんですが、予算の関係上買ったカメラはPanasonicのDMC-TZ3です。


 このころからカメラを持って『撮影』を目的に出かけるようになりました。一眼欲しくてたまらない病になってたので、コンデジを買ったのはちょっと後悔していたかもしれません。

 そしてようやく購入したのは、CANON EOS 50DとEF 50mm F1.8、TAMRONのAF18-270mm F/3.5-6.3 Di II VCでした。コンデジ買わずに最初からこっちにしとけばよかったと激しく思いました。

 EF 50mm F1.8はいわゆる撒き餌レンズと呼ばれており、新品でも1万円を切る値段で購入できる明るい単焦点レンズとしてそれなりに有名だったようです。値段の割によく写るいいレンズでした。

 一方TAMRONは便利ズームと呼ばれるもので、画質は二の次といったところ。TZ-3からズーム域を変えたくなかったのが一番の理由です。

 こうして私の一眼ライフが始まりました。


 カメラ開発の仕事は結局7~8年続いたでしょうか。

 コンデジとメインに、ミラーレスもちょっと携わったりしていました。基盤むき出しのカメラに内蔵フラッシュ用のコンデンサがついていて、よく触ってしまって感電したり。痛いというより熱かったですね。

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