第7話 アグレッシブなおじいさんたち
その後株について気にかけるようになったのは病院の外来でだ。
市役所の臨時職員の保健師として働いていたが、腰痛椎間板ヘルニアになり退職。
手術をして、しばらくしてから今度は民間の病院に就職した。なんだかんだで、第二子を出産。育休が開けて、外来で働いていた時だ。
なんだか声の大きいおじいさん。受診しに来た方だが、色々話をしてくれる。お子さんたちをみんな私立医大に行かせたそうな。すごいですねー、お金もかかりましたねー、お仕事ですごい稼いでたんですね~なんて話をして。
そしたらおじいさん、「仕事でじゃない、株だ。あんたもやったほうがいいぞ。今なら○○電力を買え!」と力説。
ふーんと、思ったけど、数週間して思い出して、その電力会社の株価を見てみた。おじいさんが買えと言っていた日から、V字で上昇していた。(たぶんインサイダーではない)
今はネットで注文だけど、昔は証券会社に電話していた。そんな時から続けて、数千万の利益をだし、現在も現役で市場に残り続けている。おじいさんカッコいい。歩くのフラフラで、耳が遠すぎて声がでかいけど。
ちなみに、第一話ででてきたつみたてNISAを始めた友人。友人の祖父が投資家だったそうで、
「株はな、我慢してずーっともってなきゃいかん」
と言っていたそうな。なにー、あなたヴァフェットですかー、カッコいい!
このおじいさんもなかなかの遺産を家族に残してくれたそうだ。
長く投資を続けてきたおじいさんたちのアグレッシブさは尊敬に値すると思うのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます