第4話 複利ってすごい
大学卒業後、とある市民病院で看護師として働き始めた。働き始めてから、しばらくは貯金は少しだけで、給料は兄弟に借りていた自動車学校の費用と、車の費用の返済に当てていた。(親は家のローンでいっぱいいっぱいでお金なかったので、社会人の兄弟に貸してもらったのだ)
働いて一年で、兄弟への借金返済が完了。夜勤もやって、実家暮らしだったので比較スムーズに、返済できた。
さて、今後返済に当てていた分を貯金にまわすか、となる。そんな時に先輩に共済貯金について教えてもらう。
当時は市民病院に勤務していたので、公務員であった。財形貯蓄として、共済貯金というものがあったのだ。給料から天引きしてもらえ、申請すればいつでも引き出せるというもの。なんとその利息の利率が、
2.7%!!!
(当時です。今はそんなにないはず)
しかもその利息は共済貯金の口座に残り、それにも利息がついていくのだ。つまり複利。複利の効果について先輩が語ってくれたのだ。あくまで貯金なので、元本保証もあり。これはやらない理由はない。早速毎月天引きできるように手続きし、四年目で退職するまで利用し続けた。
途中、いつも利用している銀行で100万円以上の定額貯金を5年経過すると、5%の利息が付くというものがあった。よくよく計算すると複利のほうが絶対いいわ、となり利用せず。まだ若く旅行などで、ぱーっと使いたかったので5年の縛りも嫌だった。
共済貯金最強、複利万歳である。
利用期間は三年だけだったものの、天引きで強制的に貯めることができたのもあり、貯蓄にはとても役立った。
余談だが、利息の明細を見て、利息にも税金がかかることを知った私。
取りすぎじゃね??
税金のえげつなさを実感。
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