シン・最後の一葉
太田エイ
シン・最後の一葉
病床の男は窓外の木の葉が散ると自分も死ぬと考えていた。不治の病に冒され、窓から季節の変化を感じることしか楽しみがなかった。
春夏秋と時は流れ全ての葉が落ちる頃、家族は窓に葉を描き、男の命が少しでも長らえるよう願った。
その思いが通じたのか、男は奇跡的に回復する。立ち上がり歩く事ができたのだ。しかし、男は窓に描かれた葉にも気づいてしまう……。
その瞬間、男の魂は身体から離れ、みるみる朽ち果てていく己の肉体を見下ろしていた。
シン・最後の一葉 太田エイ @_akirana
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