49.「もう破滅兵器は完成しているから許可とかどうでもいいよ、世界は滅亡するんだから」

「もうスイッチを押すだけで世界は破滅するから」

「え~っ、じゃあ準備全部終わってるんじゃん!面白くないなぁ、それはさ……」

 頬を膨らませて、広井さんが言った。


「こういうのはさ、可愛い女の子と紆余曲折しながらやるもんじゃないんですかぁ?最初っから部活動申請の必要すら無かったっていうのはさぁ……アタシもなんか破滅的な活動したかったなぁ~~~~~~」

「ごめんごめん、じゃあスイッチ、スイッチは押して良いから。広井さんはスイッチ担当ってことで」

「え~~っ?いいのぉ?悪いなぁ、んひひ……よいしょっと」


 かくして世界の破滅は広井さんによってもたらされた。


【DEAD END】

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る