第5話
「おいコウ、さっきのはなんだよ。
女王に告白でもすんのか?無謀すぎるだろ」
「お前何言ってんだ。告白なんてするわけないだろ。何処をどう聞いたらそうなるんだよ」
「いやいや、放課後お話があります。とか
告白しますって言ってるようなもんだろ」
「そんなのお前だけだろ」
「コウさ、周りからの微妙な視線に気が付けよ。しかもみんなコソコソ話してるだろ
みんな思ってんだよ告白するって」
「え?本当に?」
あれ?まじで視線感じるし、何なら男子は
ニヤニヤしてる…
おぉ、まじか。
「ちげーよ、まじで違う俺は友達になりたい
だけだ」
「友達?女王と?なんでだよ。
何がお前をそうさせたんだ」
うーん、ここでいじめをどうにかするためだと明かすのは得策では無さそうだ。
そんな事が万が一女王の耳に入ったら
友達になれないのはもちろん。
下手したらハブられるだろう。
「別にお前には関係ないだろ。俺が誰と友達になろうとも」
「なんでだよ。コウの唯一の友達だろ俺は
」
「だからお前は友達じゃ…あれ?お前が友達じゃ無かったら俺は友達0か?」
「そりゃそうだろ。てか他に友達いんのかよ?」
こいつは何を言ってんだよ。
友達ぐらい…あれ?俺の事『こうちん』って
呼んでくれる人は一人も居なくないか?
うっ、頭が!
「とりあえず飯買ってくるわ、じゃあな」
「なんかごめんねコウ」
「うるせええええ!」
俺の青春はこれからだ!
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