第2話 出発!駆け出しの冒険者


第2話『出発!駆け出しの冒険者』

ピヨピヨピヨ

グレン「テンマァァァ朝だぞォォ」

テンマ「あ、グレンさんおはようございます」

グレン「よし!さぁギルドに行くぞ!」

「ギルドはこの近辺にある。あとギルドで冒険者としての申請が終わったらお前の魔法属性を見に行こう」

テンマ「魔法属性ですか?」

グレン「知らないのか」

「魔法にはそれぞれ性質がことなる属性が存在している炎、水、風、土、光、闇の6種類の元素それに加えてそこから派生した属性がある。

「ちなみに俺は炎属性を使えるぞ!ぐはは!」

テンマ「難しいですね」

グレン「それと人には魔法の適性があってな元素か派生した属性が1つしか持てない。理解したか」

テンマ「はい!」

グレン「そうこうしているうちに着いたぞ」

「ここが我がフェンガルドのギルドだ!」

テンマ「おぉーデカい。」

《フェンガルド王国 ギルド》

グレン「ここに張り紙が貼ってあるだろうここがクエストボードそしてここにある紙を持ってあそこのお嬢さんに渡すとクエストが受けられるぞ!」

テンマ「なるほど!」

グレン「その前に冒険者になるための申請をしよう」

クエスト嬢「新しい冒険者の方ですね!ギルドカードを発行しますね。少々お待ちください。」

30分後

クエスト嬢「発行完了しました!テンマ様 冒険者として頑張ってください。」

グレン「よかったなぁ!」

テンマ「はい!」

グレン「では、早速クエストを受けようか」

テンマ「んーこれとかどうでしょう?」

グレン「ローガの森で人型ゴウカ三体の討伐か。いいと思うぞ!」

テンマ「これでお願いします」

クエスト嬢「かしこまりましたお気をつけて行ってらっしゃい。」

《ローガの森》

人型ゴウカ1「グワァァァ」

グレン「フッハッディヤ!」

人型ゴウカ1「ドッシャーングェェ」

テンマ「うわぁぁぁ逃げなきゃ」

人型ゴウカ2「グワァァァ」

テンマ「ぎゃぁぁぁ」

グレン「テンマ逃げ回るな!」

テンマ「いや!無理でしょ武器なんも

持ってないんですよ!」

グレン「あ、先に武器買った方が良かったか!

ぐはは」

テンマ「うぉぉぉい!ていうか早く倒して下さいよ!」

グレン「任せておけ一掃してやろう」

「炎魔法:フレイムクエイク!」

テンマ「うぉぉぉ上から炎が降ってきたァァァ」

ドッシャーン!!

人型ゴウカ達「グェェグハァシュュー」

テンマ「はぁはぁ、もうダメ。ふぅ」

グレン「まだまだだな!ぐはは」

《フェンガルド王国 ギルド》

クエスト嬢「確かに倒してきましたね。

では、こちらが報酬の銅貨10枚です。」

テンマ「ありがとうございます」

グレン「では、早速武器を買いに行くか」

テンマ「分かりました!」

《城下町武器屋》

テンマ「ここか」

グレン「入るぞミルガさんいるか!」

ミルガ「いらっしゃい!グレンさん」

グレン「こいつが俺の知り合いのミルガだ」

ミルガ「ミルガですここで店主をやらせてもらっています。」

テンマ「テンマですよろしくお願いします!」

ミルガ「ゆっくりしていってください。」

テンマ「この武器もいいなぁんーでも

この武器もいいかも」

「グレンさんどの武器がオススメですか?」

グレン「そうだなやっぱり剣が1番いいだろう」

「でも銅貨10枚じゃこれしか買えないな」

テンマ「鉄の剣ですか…全然いいじゃないですか!」

グレン「そうか!ならそれにするといい」

ミルガ「どうもありがとうございます銅貨10枚になります。ちょうどお預かりしました」

「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。」

カランコロン

グレン「さて、そろそろお前の魔法属性の適性を確認しに行くか。」

テンマ「そうですね!」

《フェンガルド王国 大図書館》

テンマ「ここですか?」

グレン「そうだ、ここの地下にあるんだそこはマナが大量に集まる場所でなここが一番適性を確認しやすいんだよ」

テンマ「具体的にはどうやって確認するんですか?」

グレン「簡単だ!地下に入ればその適性にあったマナが飛んでくる」

テンマ「なるほど。」

《フェンガルド王国 大図書館地下》

グレン「開けるぞ!」ガララ

テンマ「おおー輝いてますね!キラキラしてる」

グレン「そうだろうそこで立ってればいずれマナが向こうから近づいて来るだろう」

30分後

テンマ「ん?来ない」

1時間後

グレン「んん?」

3時間後

テンマ、グレン「来ないだと!」

グレン「何故だまさかテンマ魔法属性を持ってないのか」

テンマ「へ?」

グレン「つまりお前は魔法が使えない」

テンマ「えぇぇ」

グレン「こんな事があるのか普通は属性が必ず宿っているはずなのに不思議な事があるものだ」

「テンマこの事を王宮に知らせても構わないか?」

テンマ「はい大丈夫です。」

グレン「では、俺は王宮にこれから出向く事にする。すまないが案内できるのはここまでだ」

テンマ「ありがとうございました!」

グレン「うむ!またな」

テンマ「ふぅこれからどうしようかな」

「もう1回クエスト受けようかな」

《フェンガルド王国 ギルド》

テンマ「んーローガの森のデルタスパイダーの討伐?これでいいかなぁ報酬も銅貨15枚だし」

クエスト嬢「デルタスパイダーですか簡単なクエストですが初心者には難しいかもしれません。」

「先程も初心者の方が1人で行かれましたが心配なので張り出して置いたんです。」

テンマ「んー怖いけどその人も心配なので

行ってみます」

クエスト嬢「そうですか分かりましたお気を付けて

下さい」

《ローガの森》

テンマ「どこにいるんだデルタスパイダー」

ドッシャーン!!

テンマ「あっちから音が」

デルタスパイダー「キシャシャ。ヒュン!」

???「ぐはぁぁぁ くっ!」

テンマ「同い歳ぐらいの女の子が戦ってる」

???「ハァハァ絶対倒してみせる!」

「氷魔法:アイスティックボム!」

カチカチビューンドーン!!

テンマ「すごい!巨大な氷が爆発した」

「倒せた…よな?」

デルタスパイダー「ガギギキシャシャ」

テンマ「全く効いてない!」

デルタスパイダー「キシャシャヒュン!」

鎌を振りかざした

???「キャァァァァァ」

テンマ「危ない!!」

剣で鎌を止めた

テンマ「めっちゃ怖いぃ一旦逃げよう」

???「いやよ!逃げたくない!」

テンマ「良いからきて!早く!」

???「うぅあぁ!」

数分後

テンマ「ここまで来れば大丈夫だろ」

???「あんた誰よ!なんで止めたのよ」

テンマ「いや、危なかったから」

???「あんたの助けなんてなくたって

倒せたわよ」

「アイツは私の村の仇なの!余計な事しないでよ!」

テンマ「せっかく助けたのにその言い方はないだろ!」

???「ふん!」

テンマ「ふぅ…僕の名前はテンマ・ウディレード。君の

名前は?」

???「ヒョウカ…ヒョウカ・ノーツよ」

テンマ「ヒョウカ。君の村で何があったの?」

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